インフルエンザ ワクチン コロナ。 コロナワクチンで、逆にコロナに感染するという事実が判明した!?

MIT Tech Review: 新型コロナとインフルの似ているところ、違うところ=WHO報告

インフルエンザ ワクチン コロナ

ミーガン・モルテーニ バイオテクノロジー、パブリックヘルス、遺伝プライヴァシーにまたがる話題を担当する『WIRED』US版のスタッフライター。 『WIRED』US版に加わる前はフリーランスの記者、オーディオプロデューサー、ファクトチェッカーとして活動していた。 『Popular 』『Discover』「Undark」『Nautilus』「Aeon」などに寄稿経験あり。 発熱、咳を引き起こし、重篤な場合は肺炎に至る新種のコロナウイルスが中国に現れてから3カ月弱。 「」と命名されたこの病気は、世界72カ国に拡がり、9万3,000人近くに感染し、3,000人の命を奪っている。 世界中をおびえさせ、人々にマスクを着けさせ、先進国で大都市を閉鎖し、旅行を禁止させるほどのコロナウイルスだが、実はそれほど致死率は高くない。 いまのところ、世界保健機構(WHO)はCOVID-19の致死率は世界で約3. 4パーセントと推計しているが、それは近年アウトブレイクした重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)といったほかのコロナウイルスに比べると低い値だ(それでも、致死率が0. 1パーセントであるインフルエンザよりははるかに危険だ)。 人から人へ感染するものの、ほとんどの感染者は入院する必要もなく1〜2週間で回復する。 世界をパニックにしている理由は新しいウイルスだからだ。 米国をはじめとする先進国、特に北半球にある先進国は、未知の病気に襲われることはほとんどなく、市民は、病気の正体もそれを避ける方法も知っているのが普通だ。 それらの国々では、ポリオや肝炎、はしかなど、かつては流行していた感染症もワクチンにより絶滅に近い状態に追いやっている。 もしも毎年インフルエンザワクチンの注射を受けているならば、最悪でも普通の風邪をひくだけだろう。 それだからアメリカ人はCOVID-19用のワクチンを入手するのを待ち切れないでいるのだろう。 大統領のドナルド・トランプは2020年3月2日、ホワイトハウスでのミーティングにおいて、製薬企業のトップと公衆衛生当局者に対して、11月の大統領選挙の前までにワクチンがほしいと。 現実には、それは無理な話だ。 安全で効果的なワクチンの開発には時間と費用と、優れた科学が必要なのだ。 COVID-19の原因となる新型コロナウイルスのワクチン開発はきわめて難しい。 だが現在、少なくとも30もの企業と研究機関がワクチン開発に挑んでいる。 彼らの努力について知っておくべきことをご紹介しよう。 インサイトが詰まった長編記事を限定配信:「WIRED SZメンバーシップ」会員募集中! 新型コロナウイルスのパンデミックによって、世界は大きく変わりつつある。 この「ポスト・コロナの時代」を多角的に捉え、次の10年を見通すためのインサイト(洞察)が詰まった選りすぐりのロングリード(長編)を、「WIRED SZメンバーシップ」の会員限定で配信中!(メンバーシップの詳細は)• そもそも、ワクチンとは? すべてのワクチンは基本的に同じ働き方をする。 科学者は病原体にとてもよく似たものをつくり、少量を注射で人体に投与して、免疫系に触れさせる。 目指しているのは、免疫系がその病原体を強く記憶して、次にその病原体に暴露されたときに、感染しないように体が攻撃を始めることだ。 ここで重要なのは、ワクチンによって人を重い病気に至らせないことだ。 ワクチンをつくる方法は2通りあるが、どちらの方法でも、この繊細なバランスが要求される。 ワクチンをつくる方法のひとつは、微生物を生かしたまま弱毒化させることだ(生ワクチン)。 病原体をヒト以外の細胞の中で何世代にもわたって培養し、人間の病気の原因とならないように進化させるのが最も一般的なやり方だ。 動物の細胞の中でウイルスや細菌を培養し続けることによって、大量の変異種をつくることができる。 そのなかから、自然環境にあった原型種とは違って、ヒトの細胞で複製することはできても、病気を引き起こさない種を選べばいい。 その偽物が本物のウイルスによく似ているため、免疫系に撃退行動を訓練させるという仕かけだ。 弱毒化ワクチンとしては、はしかやおたふく風邪、結核のワクチンがある。 もうひとつ、不活性化ワクチンと呼ばれるものがある。 熱や化学物質によって殺したウイルスや細菌からつくるものだ。 このワクチンは、生きているとは見なされていない状態の病原菌の一部を使ってつくることもできる。 一般的なアプローチのひとつは、ウイルスがヒトの細胞に侵入するときに鍵の役目をするタンパク質(通常は細胞の表面にある)を突き止めることだ。 タンパク質単独でも、免疫系が簡単に見つけられる場合も多く、その後の暴露の際に防御態勢を取る引き金となる。 あるいは、研究者がウイルスの遺伝子を操作して、病気を引き起こす病原体を無害なウイルスの殻と入れ替えるアプローチもある。 こうした不活性化ワクチンは、生きた微生物ほど免疫系を刺激しないので、ほとんどの場合で複数回の投与が必要となる。 その代わりにひどい副作用のリスクも少ない。 不活性化ワクチンの例としては、ポリオ、狂犬病、A・B型肝炎のワクチンがある。 市場に出ているすべてのワクチンはふたつのうちのどちらかのテクニックを使っている。 しかし、COVID-19のアウトブレイクでは、新しい方法によって開発されたワクチンがデビューするかもしれない。 将来有望なテクノロジーのひとつにヌクレオチドをベースにしたワクチンがある。 ヌクレオチドは、DNAとRNA双方の遺伝物質をつくる化学的成分だ。 ワクチンメーカーは、そのスパイクをつくるための遺伝子の指示をコピーして、パッケージに入れて投与する。 ワクチンがひとたび人体に入ると、ヒト細胞はウイルスタンパク質をつくり、免疫系がそれを異物だと認識する。 そして、その異物に対する抗体をつくり、将来、そのタンパク質スパイクをもつ侵略者がやってきたときの攻撃方法を学ぶのだ。 COVID-19用のワクチンはいつできるのか? 20年3月3日に米国立アレルギー・感染症研究所 NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、米国上院議員たちに次のように。 「ワクチンを使えるようになるまでに少なくとも1年半はかかります」。 パンデミックを見据えていた公衆衛生当局には永遠の時間のように思えるだろう。 しかし、本当に1年半でできれば、最短記録になる。 「ほとんどのワクチンは市場に出るまでに5年から15年もかかります」とジョン・アンドルスは言う。 ジョージワシントン大学ミルケン公衆衛生大学院の非常勤教授であるアンドルスは、世界のワクチン開発状況とワクチン政策を研究している。 長い開発期間を要する理由は複数ある。 まず、テストにかける候補ワクチンを開発するための時間が必要だ。 ワクチン開発プロセスで、これは「発見(discovery)」と呼ばれ、普通は数年かけて実験台の上で慎重に進められる。 かつて科学者は研究室でウイルスを分離し、培養しなければならなかった。 だが現在は、遺伝子シーケンシングやタンパク質を可視化する顕微鏡などテクノロジーの進歩によって、このステップを飛ばせる可能性がある。 候補ワクチンの選定は数週間で済むかもしれない。 だが、テクノロジーの進歩も、候補ワクチンが人体にどう作用するのか慎重にモニターする時間を短縮することはできない。 ワクチンを市場に出すためには臨床試験が必須のプロセスで、そこが真の隘路なのだ。 臨床試験は3つのステージをもつ。 フェイズ1は、数十人の健康なヴォランティアを被験者にして、ワクチンの安全性を評価する。 それに3カ月かかる。 もしも健康なヴォランティアになんの薬物副作用も見られなければ、フェイズ2に進む。 そこでは数百人にワクチンを投与するが、理想としては、COVID-19のアウトブレイクを経験した地域で行ないたいところだ。 ワクチンがうまく被験者の体を刺激して、抗体をつくらせ、病気を撃退するかどうかのデータを集めるには、6〜8カ月を要する。 すべてが順調に見えたならば、フェイズ3では、アウトブレイクの地域で数千人の人々を対象にワクチン投与を行なう。 患者を集めることとワクチンの供給になんの問題もなければ、6〜8カ月で終わる。 それから米国食品医薬品局(FDA)などの規制機関が、ワクチン承認の可否を決定するためにすべてのデータをチェックする。 それには数カ月から1年を要する。 足し算をしてもらえば答えが出る。 候補ワクチンの開発が始まったのは2020年1月なので、ワクチンの一般使用が認められるのは、最短でも21年の夏の終わりになる。 それもすべて順調にいった場合の話だ。 「このスケジュールを縮めて、1、2年でワクチンを使えるようにするのは、ヘラクレスも真っ青の難行です」とアンドルスは言う。 現在、COVID-19用のワクチン開発者で臨床試験に移る準備ができているのはひと握りだが、レースには30以上の組織が参加している。 「わたしたちがすべき最初の質問は、この開発者は大規模に生産できる能力をもっているのか、です」とアンドルスは言う。 もしも限られた量しか生産できなければ、公衆衛生当局はどこにワクチンを配布するかという難しい選択を迫られることになるからだ。 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、世界をどう変えるのか? いま知っておくべきこと、研究開発のいま、社会や経済への影響など、『WIRED』ならではの切り口から最新情報をお届けする。 スピードアップする方法はないのか? このスケジュールを縮めることは通常は無理だ。 製薬会社と規制当局が最も望まないことは、慌てて不出来な薬をつくって、問題を解決するどころか、逆に公衆衛生の危機を引き起こすことだ。 ワクチン生産はコストがかかり、リスクが大きいので、ほとんどの製薬会社は手を引いてしまった。 現在、ワクチンビジネスはファイザー、メルク、グラクソ・スミスクライン、サノフィの4社が独占している。 世界のパンデミックと戦えるだけの能力をもっている4社には、このワクチン開発がそれだけの値打ちのあるものだと納得してもらわなければならない。 COVID-19には、ワクチンを開発するだけの値打ちがあることは確実そうだが、アウトブレイクは予測ができない。 SARSは世界中にパニックを引き起こしたが、わずか4カ月で終息してしまった。 SARS用のワクチン開発に着手していた企業は、充分な数の患者がいなくなったので臨床試験を中止せざるをえなかった。 エボラ出血熱のワクチン開発に長い期間を要したのも、SARSに似た病気のサイクルだったからだ。 1976年に最初に発生して以降、数十回のアウトブレイクをしてきたにもかかわらず、ワクチンが承認されたのは2019年12月だった。 また、切迫した危機感が消えると同時に、政府の助成金や製薬業界の関心も低くなりやすい。 使われる当てのない製品をつくりたがる者はいないのだ。 ワクチンメーカーがリスクを恐れずに難題に立ち向かうのを、政府は助成金の交付や投資を促進するための金銭的インセンティヴなどで後押しできる。 米国では、保健社会福祉省の生物医学先端研究開発局(BARDA)がしばしば、アウトブレイクへの医学的対抗策を奨励する役割を演じている。 BARDAはこれまでのところCOVID-19に関する4つのプロジェクトに資金を提供している。 そのうちの2つは、ジョンソン・エンド・ジョンソンとサノフィと提携したワクチン開発プロジェクトだ。 近年では、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)[編註:人類の健康を脅かす感染症に対し、予防ワクチンの開発を支援することを目的として2017年に設立された非営利の国際的研究開発費支援機関]がワクチン研究を助成している。 現在までにCOVID-19用のワクチン開発に対して6,600万ドル(約72億6,000万円)以上の資金を提供している。 巨大製薬会社がすでに関心をもっているという事実は、ワクチンが早く完成することを意味しているわけではない。 でも、COVID-19が長くとどまり、ワクチンができたときに大量生産するために、自分たちの生産能力を喜んで貸そうと思っていることを示している。 障害があるとすれば ワクチン研究者で、テキサスにあるベイラー医科大学のNational School of Tropical Medicineで所長を務めるピーター・ホッテズは、COVID-19用のワクチンの開発を難行にする要素がもうひとつある、と言う。 それは「免疫増強」と呼ばれるものだ。 1960年代にNIH(米国立衛生研究所)の科学者は、RSウイルス(RSV:respiratory syncytial virus)に対するワクチンを開発していた。 よくある伝染性ウイルスで、乳幼児の風邪の原因のほとんどはこれだ。 臨床試験の際に、ワクチンを投与された子どもの一部は、後日、野生のRSVに感染したときに重症化した。 ワクチンによって過剰な免疫反応が出てしまい、体に大きなダメージを与えたのだ。 2人の子どもが死亡した。 数十年後にSARSが登場したとき、ホッテズら研究者はそのワクチン開発に取り組んだ。 だが、実験動物による初期のテストで、警告が出ているのを発見した。 実験動物の免疫細胞が肺を攻撃し、RSVの臨床試験で記録されたようなダメージを与えたのだ。 「免疫増強反応の可能性があるので、コロナウイルスの研究コミュニティの全員は方針を変えました」とホッテズは言う。 彼のチームと協力するニューヨーク血液センターの研究者は戦略を変更し、スパイクタンパク質を丸ごとつくるのではなく、そのごく一部をつくることにした。 結合ドメインと呼ばれるヒト細胞にくっ付いている部分だけをつくるのだ。 ホッテズによると、このアプローチによって動物にとって望ましくない増強が起こることはなく、免疫系による保護が働いたという。 SARSのアウトブレイクが終息すると、ホッテズらが開発したワクチンのプロトタイプは投資家の関心を引きつけなくなり、2000年代半ばからテキサスの冷凍庫に眠っている。 でも現在、ホッテズの元にはそれを用いて臨床試験をしようという提案が複数件寄せられている。 COVID-19を引き起こすウイルスが利用するレセプターと、SARSがヒトの肺細胞を攻撃するときに利用するそれは同じであることから、SARSを予防するワクチンはCOVID-19対策に何らかの効果が期待できそうだというのが理由だ。 しかしながら、臨床試験では、免疫増強が起こらないか注意して、より長期にわたる患者のモニタリングが必要なので、試験の設計を考えるのが重要となる。 新型コロナウイルスを撃退するよう設計されたワクチンならば、どれも同じようにしなければならない、とホッテズは言う。 「とても複雑なことで、ペースを落とさざるをえません」と、彼は続ける。 「12カ月から18カ月でなし遂げられる者はいないでしょう」 誰がCOVID-19用のワクチンをつくっているのか? たくさんいる。 現時点での有力な候補者30超をここにまとめておく。 ヌクレオチドをベースにしたワクチン• モデルナ|Moderna ボストンにあるバイオテックのユニコーン企業で、パーソナル化したがんワクチンの研究で有名だ。 一方で、2015年のジカウイルス感染症のアウトブレイクなど、公衆衛生の脅威に対応してきた歴史ももつ。 NIAIDと提携し、CEPIから資金を得て、すでにSARS-CoV-2のスパイクタンパク質の安定した形をコードしたRNAをベースとしたワクチンをつくっている。 20年2月24日に候補ワクチンの「mRNA-1273」をNIAIDワクチン研究所に送ったので、フェイズ1の安全性試験が早ければ4月にも始まる予定だ。 キュアヴァック|CureVac モデルナと同じようにボストンを拠点としながら、研究室でつくったmRNAを使って、コロナウイルスタンパク質の生産を誘発させ、免疫細胞がそれに対する抗体をつくるきっかけにしようとしている。 そのテクノロジーでSARS-CoV-2に対処するように、やはりCEPIから助成金を受けている。 キュアヴァックの代表者は、数カ月以内に候補ワクチンの臨床試験に入りたいと言っている。 イノヴァイオ|Inovio ペンシルヴェニアにあるこのバイオテック企業は、少し異なるテクノロジーを用いて、RNAの代わりにDNAを使って医薬品を生産。 DNAをベースにしたCOVID-19用のワクチンを開発することで、CEPIから助成金を受けている。 20年1月に同社は、候補ワクチンである「INO-4800」の前臨床試験に入った。 米国、中国、韓国の患者に投与するために、すでに候補ワクチン3,000回分をつくっている。 最初の投与は4月末に米国で始まる予定だ。 アプライドDNAサイエンシズ/タキス・バイオテック|Applied DNA Sciences/Takis Biotech ニューヨークにあるアプライドDNAサイエンシズは20年3月に、ローマにあるタキス・バイオテックと提携して、自社のもつDNAをベースとした候補ワクチンをつくることを発表した。 両社は3月中に4つのヴァージョンでマウスによる実験を行なう予定だ。 ザイダスキャディラ|Zydus Cadlia インドの製薬会社であるザイダスキャディラは20年2月に、ふたつのアプローチからCOVID-19用のワクチン開発に取り組んでいることを発表した。 ひとつ目のアプローチは、イノヴァイオやアプライドDNAサイエンシズと同じように、DNAのリング構造を利用して、一度人体に入ったコロナウイルスのタンパク質をつくろうとするものだ。 ふたつ目のアプローチは、弱毒化した組み替えはしかウイルスの遺伝子を操作して、新型コロナウイルスへの抗体をつくるものだ。 臨床試験の時期はまだ明らかにしていない。 スタミナ・セラピューティクス|Stermina Therapeutics 先述とは別にmRNAを用いたワクチンの開発計画が、同済大学の東方医院で進められている。 スタミナ・セラピューティクスの最高経営責任者(CEO)は20年1月末に中国国営メディアに対して、ワクチンの生産はすでに始まっていて、3月中には臨床試験の準備ができる、と話した。 インペリアル・カレッジ・ロンドン|Imperial College London インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究施設で英国の科学者チームが自ら開発したDNAベースのワクチンをマウスに投与して調べている。 20年中に候補ワクチンで臨床試験をするべく資金提供者を探している。 タンパク質をベースとしたワクチン• そのパートナーシップを通じて、クローヴァーはウイルスタンパク質をつくり、グラクソ・スミスクラインは、アジュバント(補助剤)として知られる、効果を押し上げる独自の化合物を提供する。 両社ともに試験のスケジュールを発表していない。 ノヴァヴァックス|Novavax SARS、MERS用のワクチンを開発した実績があり、今回の競争に参加した。 メリーランドにあるこの会社は20年2月に、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質から、組み替えタンパク質のナノ粒子でできた候補ワクチンを数種類つくっていると発表した。 同社の代表は、すぐに動物実験を完了させ、この春の終わりまでには臨床試験の第1フェイズに移りたいと言った。 アルティミューン|Altimmune メリーランドにあるこの会社は、ライバル他社のように腕への注射でワクチンを投与するのではなく、鼻からスプレーで投与する。 スプレー式点鼻薬で有名な同社は20年2月に、COVID-19用のワクチンの設計とプロトタイピングが終わったことを発表した。 現在は、動物実験に向けた準備と臨床試験に向けた生産を進めている。 ヴァクサルト|Vaxart サンフランシスコのベイエリアにあるこのバイオテック企業は、現在までのところ、COVID-19用の経口ワクチンを開発する唯一の企業だ。 公表されているSARS-CoV-2の遺伝子をベースに候補ワクチンをつくることを発表しているが、詳しいスケジュールについては明らかにしていない。 エクスプレッション|ExpreS2ion デンマークのバイオテック企業で、COVID-19に立ち向かうヨーロピアンコンソーシアムのワクチン開発業者で先頭を走っている。 ミバエの昆虫細胞を利用して、ウイルス抗原をつくる。 20年後半に候補ワクチンで動物実験を始めることを目指している。 ジェネレックス・バイオテクノロジー|Generex Biotechnology フロリダにある同社は中国の4つの企業と提携して、独自の免疫刺激テクノロジーを使ってワクチンを開発している。 同社によると、早ければ20年6月に臨床試験用の候補ワクチンが用意できる。 ヴァクシル・バイオ|Vaxil Bio がんに特化した免疫療法を開発するイスラエルの企業だが、自分たちが発見していたタンパク質の結合が、COVID-19用のワクチンにも利用できそうだと、代表者が20年2月に発表した。 まずは初期検査用の薬を製造し、検査がうまくいけば規模を大きくするためのパートナーを探す計画だ。 アイバイオ|iBio テキサスにあるこのバイオテック企業は、ワクチン用のウイルスタンパク質を育てるために、遺伝子組み替えしたタバコの木を使う。 同社は中国のワクチンメーカーと提携し、COVID-19用のワクチンに取り組むためのファストファーミング・プラットフォームを設置してもらった。 20年夏の後半に候補ワクチンで動物実験を始めたいと言っている。 ベイラー医科大学/ニューヨーク血液センター|Baylor College of Medicine/New York Blood Center ベイラー医科大学のピーター・ホッテズのチームは、彼らが開発したSARS用のワクチンをCOVID-19向けにテストするための資金を集めている。 ホッテズによると、すでに臨床試験用に約2万回分のワクチンを準備したという。 同時に彼らは、SARS-CoV-2という新しいウイルスの受容体における結合ドメインをベースに、一からワクチンをつくることも試みている。 ただ、その開発には数年を要するだろう。 クイーンズランド大学|University of Queensland オーストラリアの研究チームはCEPIから助成金を受けて、ワクチンを開発しており、臨床試験に移る準備ができたと言っている。 開発は「分子クランプ」技術に頼っている。 分子ウイルス学者であるキース・シャペルのラボで発明された技術で、ウイルスタンパク質の安定化を助けるので、ウイルス表面につくタンパク質を同じ形状に揃えられる。 研究チームは臨床試験に向けて生産を増やしているところだ。 サスカチュワン大学|University of Saskatchewan カナダの保健医療当局は、サスカチュワン大学の研究者に、COVID-19用のワクチンを研究する許可を与えた。 ゲノムシーケンスが公表されているウイルスを使い、タンパク質をベースとした候補ワクチンを組み立て、生きたウイルスを用いた動物実験を待っているところだ。 オックスフォード大学/アドヴェント|University of Oxford/Advent オックスフォード大学ジェンナー研究所は長年MERSワクチンの研究をしてきたが、すぐにSARS-CoV-2の研究に切り替えた。 イタリアのワクチンメーカーであるアドヴェントとの間で新しいワクチン「ChAdOx1」で臨床試験をするための最初の1,000回分をつくる契約を20年2月に交わした。 ウイルス・ベクターを利用したワクチン• サノフィ|Sanofi 4大製薬会社のひとつ。 2004年以降、BARDAに協力してSARSをはじめとするパンデミックへの備えを進めており、今回COVID-19用のワクチンをつくるために関係を強化した。 組み換えDNAの自社プラットフォームを利用して、コロナウイルスRNAの一部と、無害なウイルスの遺伝物質とを交換する計画だ。 半年以内に候補ワクチンで動物実験を始めたいと考えている。 臨床試験の開始は21年中になるだろう。 BARDAの資金提供を受け、感染することなく免疫反応を引き起こすワクチンをつくってウイルスを不活性化することを計画している。 開発スケジュールについては何も発表していない。 ジオヴァックス・ラボ/ブラヴォーヴァックス|GeoVax Labs/BravoVax アトランタに本拠を置くジオヴァックス・ラボは、20年1月に中国・武漢にあるブラヴォーヴァックスという民間企業と共同で、COVID-19用のワクチンを開発する契約を結んだ。 ジオヴァックス・ラボはプロプライエタリ・プラットフォームとして、SARS-CoV-2からウイルスタンパク質を発現させるように設計された天然痘ウイルスを提供する予定だ。 トニックス|Tonix ニューヨークにあるバイオ医薬品のスタートアップ。 非営利団体のSouthern Researchと共同で、SARS-CoV-2からタンパク質の一部を発現させるように改変した馬痘ウイルスを開発することを20年2月に発表した。 スケジュールの発表はない。 カンシノ・バイオロジクス|CanSino Biologics 中国のワクチンメーカー。 COVID-19用のベクターワクチンを開発中だと報道されたが、それ以上の情報はない。 グレフェックス|Greffex ヒューストンにある遺伝子工学企業で、COVID-19用のワクチンを設計し終えたと、CEOが20年2月に発表した。 最有力の候補ワクチンに関する情報をまだ明らかにしていないが、報道によると、アデノウイルスをベースにしたベクターワクチンで、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質などの外来遺伝子を発現させるように遺伝子操作を施した無害なウイルスを含んでいるという。 大事なことを言い忘れていた。 SARS-CoV-2の弱毒化を試みている会社がひとつある。 コーダジェニックス|Codagenix ニューヨークにあるこのバイオテック企業は、インドのワクチン大手メーカーであるセラム・インスティチュートと共同で、SARS-CoV-2の弱毒化した生ワクチンを開発している。 熱や化学物質で容赦なくウイルスを殺すのではなく、「デオプティマイゼーション(脱最適化)」という戦略だ。 ウイルスを巧みに処理して、複製が可能でありながらも病気を引き起こさないものに変える。 セラム・インスティチュートはその大量生産を請け負っている。 コーダジェニックスは、この春のうちに候補ワクチンで動物実験を始め、夏までには臨床試験に入りたい考えだ。 国内の動向について、『WIRED』日本版編集部により追記する。 アンジェス/大阪大学|AnGes/Osaka University 大阪大学発のバイオヴェンチャーのアンジェス(大阪府)は、同大と共同でDNAワクチンを開発中だ。 原薬が完成し、動物に投与する非臨床試験の準備が整ったと、20年3月24日に発表。 報道によると、同年秋にも人への臨床試験を始めたい考えだ。 ワクチンの製造はタカラバイオ(滋賀県)が担当する。 田辺三菱製薬/メディカゴ|Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation/Medicago 田辺三菱製薬(大阪市)は、子会社のメディカゴ(カナダ)と協力して、COVID-19に対応したウイルスの植物由来ウイルス様粒子をつくることに成功したと、20年3月12日に発表した。 ワクチンを開発に向け、メディカゴは安全性と有効性に関する非臨床試験を行なっており、同年8月のヒトでの臨床試験を目指している。 IDファーマ/復旦大学附属上海公衆衛生臨床センター|ID Pharma/Shanghai Public Health Clinical Center, Fudan University 臨床試験の支援を担うアイロムグループの子会社であるIDファーマ(東京都千代田区)は2020年2月、復旦大学附属上海公衆衛生臨床センターと共同で、新型コロナウイルスの感染予防と治療を目的としたワクチンの開発に乗り出した。 過去に共同でセンダイウイルスベクターを用いた結核ワクチンを開発しており、その知見を生かす。 をお届けしている。 トライアルをはじめ詳細はから。 window. ワクチンが完成するのはいったい、いつになるのだろう? 基礎から最新事例を交えて「知っておくべきこと」を紹介しよう。 それもすべて順調にいった場合の話だ。 『WIRED』US版に加わる前はフリーランスの記者、オーディオプロデューサー、ファクトチェッカーとして活動していた。 『Popular Science』『Discover』「Undark」『Nautilus』「Aeon」などに寄稿経験あり。 wired. 無料トライアルをはじめから。 全3回。 『WIRED』日本版でも編集会議はこのところずっとZoomを通じて行なっている。 いつもとは違う状況に、大きな問いが浮かぶ機会も多くなった。 閉塞感が漂う時世に、わたしたちはメディアとしての姿勢をどう打ち出していくか、というのもそのひとつだ。 行き着いた答えは、こんなときだからこそ「闘う楽観主義者」であり続けることだった。 どんな状況であっても、未来は必ずよくなると信じないことには、それをかなえるために立ち上がることも、責任を担うこともできない。 オプティミズムは、いまや「あればベター」なものではなく「生きる戦略」だと、彼は語った。 そのマインドは時代や国境を超えて『WIRED』の主旋律となっている。 でも、そうなったらまずは予期される行く末に抗うことから始めてみるのはどうだろう。 わたしたちには未来を構想し、選び取り、それを実現するためのツールを手にして、実装していく力がある。 こうした力を引き出すために、『WIRED』日本版は雑誌の最新号で「フューチャーズ・リテラシー」を特集した。 この新たな「読み書きそろばん」を切り口に、地球規模のパラダイムシフトを生き抜くためのエッセンスが詰まったストーリーを紹介しよう。 さまざまな層の人々が集まり、問題解決のための新たなフィールドが生まれるのは素晴らしい。 一方で、そこから大胆なソリューションをいざ実装させようとするとき、政治的なパワーバランスや行政の管轄などが障壁として現れることが多いのもまた事実だ。 ライゾマティクス代表であり、雑誌VOL. 彼によれば、目の前のとげをきちんととらえながらも、哲学的な思考をもって最終的な目標を見失うことなく、双方の領域を行き来することが重要だという。 これからの時代、そうした役割の担い手が欠かせない。 人々の安心・安全という共通の目的の下に、国や自治体、医療・金融機関や民間企業、市民が総力戦に当たっていることは間違いないが、今後対策を進めるうえで既存の制度や立ち位置が障壁として現れることがあれば、この「とげ抜き」の思考をいま一度思い起こしたい。 そのハードルを解消するための手法として「家宝」というアプローチを、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教えるフューチャリストのビナ・ヴェンカタラマンは推奨している。 自らの行動に際して、後世に受け継ぐべき家宝を思い浮かべることにより、自然に未来を意識できるという。 彼女はまた、手紙を書くというアプローチも勧めている。 未来の誰かの視点を取り入れることは、そこに生きる人への共感を生み、自分の行ないに責任をもたせてくれる。 未来とは、いまいる自分や過去の行ないと無関係に立ち現れるものではなく、SF作家ウイリアム・ギブスンが言うように「すでにここにある」のだ。 だからこそ、望む目的地から振り返るような感覚で現在の思考や行動を絶えずチューニングしていくことが求められる。 でも難局に直面しているいまはことに、希望を含んだピースを拾い出す道を選び、ヴェンカタラマンの言葉に力を借りて突き進みたい。 わたしたちは、迅速な行動と主体的な関与をうまく両立させながら、自信をもって未来を見据えるためのツールを備えていかなくてはならない」。 わたしたちはみな、闘う楽観主義者になれるのだ。 無料トライアルをはじめから。 メンバーシップ記事を期間限定で無料公開する連載最終回は「フューチャーズ・リテラシー」を特集。 フューチャリストのビナ・ヴェンカタラマン、SF作家ウィリアム・ギブスン、そしてライゾマティクスの齋藤精一の言葉からは、未来をつくりだすリテラシーが学べるはずだ。 リードは常に古い発表方法に従ってきた。 すなわち、論文をジャーナル(学術雑誌)に投稿し、承認され、査読者からコメントと編集を受け、論文を修正し、出版してきたのである。 この従来型の論文発表プロセスのスピードは通常、病気が大流行するスピードよりもかなり遅い。 プロセスが速く進んだとしても、研究の精度以外の点を考慮されることがあるのだ。 「当時、『次に同じことが起きたらブログで公表しよう』と考えていたのを覚えています」とリードは言う。 新型コロナウイルスが広がり始めたとき、リードは自分の古い考え方をひとまず捨てて、新しいやり方を試してみようと考えた。 「わたしたちはジャーナルに投稿するよりも、いま何が起きているのかを伝えることが重要だと考えました」と、リードは言う。 medRxivでは、査読・修正前の論文をワンクリックで公開できる。 また、ソーシャルメディアで嵐を巻き起こすことにもなった。 科学におけるコミュニケーションと感染症がもたらした新しい世界からの、ちょっとした教訓である。 それでも世界中の科学者のチームは従来型のジャーナルを避け、初期の結論から研究方法、手段なども伝え合っている。 研究者によると、今回はこれまでにないスピードで膨大な数のプレプリントが発表されている。 なぜなら、科学の発展を加速させ、生命科学者が新しいスタイルを取り入れ、他の分野における協力を助けるからである。 一方で、少し恐ろしい面もある。 プレプリントをダウンロードできるのは科学者だけではないので、研究についての勘違いや誤解が生じる可能性があるからだ。 ミネソタ大学のゲノミクス研究者で、研究の合間にRxivistを運営しているラン・ブレクマンに取材したときには、トップ記事のダウンロード回数は29,000回にも達していた。 すでに微生物学のカテゴリーで最も多くダウンロードされた論文になっています。 全体でもダウンロード回数は17位です」と、ブレクマンは言う。 「主な利点はおそらく、科学者はほかの科学者が取り組んでいる研究を見ることで自分の研究を改良でき、コンセンサスを得られる点でしょう」と、ボストン小児病院およびハーヴァード大学医学大学院の計算疫学者であるマイア・マジュムダは言う。 だが、プレプリントサーヴァーでは、それほどの遅れは生じない。 以前はそうとは限らなかったのだ。 この方針転換により、プレプリントを阻む要因の一部は取り除かれた。 実際、プレプリントサーヴァーのbioRxivに投稿された記事の約3分の2は、査読制ジャーナルに掲載される。 「わたしたちは、基準を満たさず読者の注目に値しない論文を公開したいとは思いません。 読者である医師は注目すべき論文をわたしたちが精選することを望んでいます」と、医学誌『The New England Journal of Medicine(NEJM)』の編集長であるエドワード・カンピオンは言う。 「わたしたちには多くのリソースがあり、とても迅速な処理が可能です」と、カンピオンは言う。 「一部の論文は48時間以内に公開されました。 24時間以内に公開されたものもあります。 また、目まぐるしく変化する情報環境において、研究を確実に最新の状態に保つことができる。 「新型コロナウイルスが生物兵器だ」といった説のように、極端な理論が真面目に受け止められてしまう可能性もあるということだ(生物兵器だという証拠はひとつもない)。 主流の理論でさえ、ブラッシュアップする必要がある。 「研究者はプレプリントサーヴァーに何かを投稿し、それをTwitterで知らせたあと、丸1日ネットから離れるでしょう。 結果として大混乱が巻き起ります。 彼のチームは、恐ろしく高い基本再生産数(R0)を算出した。 基本再生産数とは、1人の感染者がウイルスに感染させる人の平均数で、流行の深刻さを示す重要な指標だ。 その後、リードの研究チームは数値を下方修正した。 この種の変更は、国際的な疫学コミュニティでは議論を巻き起こさなかったかもしれない。 しかし、Twitterでそうはならなかった。 わたしたちは数値をそのまま公表する傾向がありますから」と、リードは言う。 「わたしはTwitterユーザーではないので、何が起きるかよくわかっていませんでした。 立て続けに投稿されるすべての論文を見て、科学者は誰もが同様の結論に達しているのか、それとも大きく異なる結論に達しているのか、外れ値があるのか、それとも広く一致しているのか知ることができる。 こうしたなか、いち早く研究の成果を世界に共有すべく、査読・修正前の論文をオンラインで公開する動きが加速している。 感染しても深刻な症状を引き起こさないコロナウイルスも多いが、そうでないものもある。 この新型ウイルスは、いったいどれだけ恐ろしいものなのだろうか。 コロナウイルスの基本について、基本的な質問に答えていこう。 2019年に発見された新型コロナウイルスは、ヒトに感染することがわかっているコロナウイルスの仲間の7種のうちのひとつだ。

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肺炎球菌ワクチンはコロナウイルスによる肺炎予防になるのでしょうか...

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(弁護士 吉峯 耕平氏のnote記事から) コロナウイルスとインフルエンザの違い コロナウイルスとインフルエンザの大きな違いは、感染のパターンです。 図は模式化された感染パターンですが、インフルエンザは、感染者が平均値に近い二次感染を引き起こすとされています。 だから、じわじわと連続的に感染していくのです。 それに対して、コロナウイルスは、ほとんどの感染者が二次感染を起こしません。 ところが、少数の感染者が大きな二次感染を引き起こすという特徴があるそうです。 この少数の感染者が引き起こす大規模な二次感染をクラスター感染と呼び、これが恐れられているのです。 クラスター感染を抑えこむことができれば、大規模感染を阻止することができ、流行を収束させることができるとされています。 クラスター感染を防止するには「3つの条件」が必要 クラスター対策班がデータ分析や経験も踏まえて試行錯誤しながら導き出した集団感染の3つの条件は「密室・密集・密接」です。 だから3条件を満たさない生活習慣を当面続けることで、クラスター感染を抑え、コロナウイルスの拡大を阻止できるのです。 通勤電車でコロナウイルスがクラスター感染しない理由 不思議に思っていたのは、満員の通勤電車では、なぜコロナウイルスに感染しにくいのかです。 それは、3条件のうち密閉・密集の2条件を満たしますが、対面して会話するといった密接の条件を満たしていないからだとすれば、納得できます。 あるいは、もしかしたら駅の構内の換気によって密閉の条件も満たされていないからかもしれません。 予防すべきはコロナウイルスへの感染ではなくクラスター感染 コロナウイルス対策は、コロナウイルスへの感染を予防することではなく、クラスター感染を予防することにある。 これが今回気が付いた重要な指摘です。 既に日本国内には、検査を受けていない数千人以上の感染者が存在していると想定されます。 その大半は症状が出ない無自覚な人や、軽症で医者に行かなくても自然治癒してしまう人です。 しかし、そのような人が原因でクラスター感染を引き起こすと、非連続的な感染者数の増加をコントロールできなくなるリスクがあるのです。 まだ油断は禁物 3連休で外出したり、家族や友人と一緒に過ごした人も多いと思います。 更に、海外から日本に帰国する人たちに対する入国規制(帰国後14日間のホテルや自宅での待機)もアメリカを対象国に追加するなど強化しています。 しかし、どこまで強制力があるのか不明で、海外からの感染者がクラスター感染を引き起こすリスクもあります。 日本ではコロナウイルスは、ピークを超えたといった楽観的なムードが広がっています。 しかし、非連続的な感染という特徴から、まだ油断は禁物だと思っています。 理解不足や誤解している点もあるかもしれませんが、その点はご容赦ください。 編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年3月23日の記事を転載させていただきました。 オリジナル原稿をお読みになりたい方はをご覧ください。

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新型コロナ: 「インフルエンザでも人は死ぬ」との比較※追記あり:IT's my business:オルタナティブ・ブログ

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金田 DNAワクチンは、新型コロナウイルスの遺伝子を、細菌などがもつ「プラスミドDNA」に入れ、マウスに投与しているところ。 4月中に、感染を防御する抗体の量や強さ(抗体価)が上がるかどうかを評価する。 治験で人に投与できるまで、半年程度と考えている。 松浦 VLPについては、新型コロナウイルスの遺伝子を組み込んだウイルスを昆虫の細胞に感染させてつくっている。 実際にVLPをマウスに投与し、抗体の活性を評価するのに2~3カ月、治験開始までに3年程度かかるだろう。 不活化ワクチンは、培養細胞でウイルスの感染を繰り返し、ウイルスがよく増殖する条件を探している。 このプロセスは時間がかかる。 こちらも治験開始まで3年は必要になる。 松浦 通常なら10年ぐらいかかる。 しかし、今回は緊急性が高い。 有効性と安全性が担保できた時点で使う「特例措置」を期待している。 金田 開発できたものからすぐ世に出していけることだ。 大阪大の微生物病研究所はワクチン研究の実績があり、医学系研究科は研究成果を治験に移す態勢が整っている。 大阪府近隣に大阪大病院の関連病院が多くあり、密接に協力しあっている。 実用化に向けたシステムができているので、一の矢、二の矢、三の矢という形で出していく。 松浦 大阪大微生物病研究所には、大学発ベンチャーで85年の歴史がある阪大微生物病研究会(BIKEN財団)といっしょにワクチンをつくってきた実績がある。 BIKEN財団はいま、日本有数のワクチンメーカー。 「出口」が見えているのが特徴だ。 金田 ワクチンを注入する「インジェクター」も重要だ。 普通は注射針で筋肉か皮下に入れるが、今回は、大阪大が企業と共同開発し、火薬を使った「パイロドライブインジェクター」をDNAワクチンの治験で使う可能性がある。 火薬による衝撃波で注入する。 「皮下だけ」「筋肉まで」など、投与する深さを調整できる。 非常に安定的に抗体ができるという動物実験のデータがある。 金田 まだ市販されていないが、学内の研究者が開発した高血圧の治療用の「高血圧遺伝子ワクチン」が豪州で臨床試験中だ。 緩やかだが有意な降圧効果が認められている。 多剤耐性の結核ワクチンも、1例の医師主導治験が終わったところ。 免疫を活性化させる物質「インターロイキン12」を使うもので、たんのなかの結核菌が消えるなどの効果があった。 松浦 インフルエンザや子宮頸(けい)がんで知られるヒトパピローマ感染症の二つがすでに米国で認可されている。

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