教育 さん。 オリエンタルラジオの中田敦彦さん、「教育」だというなら、どうかフェイクを発信しないでください。

オリエンタルラジオの中田敦彦さん、「教育」だというなら、どうかフェイクを発信しないでください。

教育 さん

目次:• 子どもに「社会」を語るために —今日はありがとうございます。 さっそくですが、葉一さんがYouTuberになられた経緯を教えていただけますか。 僕は高校を卒業後、東京学芸大学に進学しました。 そこで教員免許を取得したのですが、すぐには教員になりませんでした。 それなのに子ども達に「社会に出て頑張れよ」と言っていいのか?と不安に思いました。 そこで、いったん社会人を経験することにしたんです。 どうせ社会で修行するなら一番きつい仕事をしようと思いました。 NPO仲間に聞いてみたら「飛び込みの営業が一番きつい」と。 それで営業の仕事に就いたのですが、持病が悪化してしまい辞めざるを得ませんでした。 このときに得たトークスキルは今でも動画に役立っているので、やってよかったです。 その後、塾講師に転職し、なんやかんやあって独立して、気付いたらYouTuberになった……簡単にまとめるとこんな感じですね。 偏差値を20上げて学芸大へ。 人生を決めた恩師の存在 —なんだかストイックな経歴ですね。 そもそも、どうして学校の先生を目指されたのですか? 高校時代の恩師の影響です。 その先生は数学の先生だったのですが、新学期の自己紹介で開口一番 「俺はお前らに好かれる気なんかねーから」って言い放ったんですよ(笑)。 「とんでもない先生に当たった」と思ったのですが、いざ授業を受けてみるとめちゃくちゃ分かりやすくて。 字もきれいで、「板書は一枚の作品にならなきゃいけない」というポリシーのもと、すごく見やすく作られていたんです。 ファーストインパクトこそ強烈でしたが、普段の指導でも飾ることなく接してくれる先生を徐々に好きになっていきました。 叱るときは叱り、褒めるときは本気で褒めてくれる。 「この人は言葉を飾らずに接してくれるんだ」と。 それまで教師は大っ嫌いだったけど、その先生だけは「先生が右と言えば僕も右」。 こんなに人を変えられる教師の仕事って面白いなと思い、自分も目指すようになりました。 —それで学芸大学へ進学されたんですね。 実家はお金がなかったので、実家から通える国公立の大学しか選べませんでした。 当時の学力では東京学芸大なんて全然無理だったのですが、先生が「お前は学芸大に行け」と。 死に物狂いで勉強し、偏差値を20も上げてなんとか合格できました。 —「この人のために頑張りたい!」と思わせる先生だったのですね。 すごい影響力です。 YouTuberになった今も恩師の影響は大きいです。 とくに 「嘘をつかない」ポリシーは守り続けていますね。 子どもって嘘に敏感で、飾った思いを語ってもすぐに気づいちゃう。 だから子ども達の相談に答える動画でも決して嘘はつかず、ありのままを答えるようにしています。 「子どもは無料、自分は稼げる」夢の収益システム —現在、チャンネル登録者数約70万人という大人気YouTuberの葉一さんですが、ここまで来るには相当なロングスパンの努力があったのではないかと思います。 正直なところ、初めは収益も出ていなかったのでは? もともと収益が目的で始めたわけではないんですよ。 収益のシステムを知ったのも一年後だったし(笑)。 最初は「葉一」の知名度を上げて、著作物や講演の依頼をいただけないかなと考えていたんです。 動画を収益化できると知ったときは 「夢のような話だな」と思いましたね。 —というのは? 実は、僕自身は塾に行ったことがなかったんです。 働いて初めて塾の月謝を知り、「こんなにかかるの!?」と驚きました。 営利企業ですし、講師の給与を支払うことも考えると仕方なくはあるのですが、どうしても費用が捻出できないご家庭があるのも事実で。 親の所得で子どもの学習環境が変わってしまう現実を思い知ったんです。 —所得格差が子どもの学力格差につながってしまう話はよく耳にします。 大きな課題ですよね。 どうにかして子どもからお金をもらわずに授業ができたらな……と考えていたので、YouTubeの収益システムは衝撃でした。 子ども達からは一銭も取らないのに、自分はお金がもらえるなんて。 もうやるしかない!(笑) 広告が入るのは鬱陶しいかなとも思ったのですが、視聴者の子達が「全然いいよ!」と言ってくれたのもあり収益化するようになりました。 今年で8年目になりますが、中には合格証明書や掲示板の写真を送ってくれる子がいて本当に嬉しいんですよ。 (葉一さんが視聴者の質問に答える動画。 お子さんもおられるため、収益に関しては本当によく聞かれるそう) —それは嬉しいですね。 全国に教え子がいる感覚というか……。 とはいえ、初めからこんなに多くの視聴者がいたわけではないですよね? ええ、最初の7ヶ月は800人くらいしか見てくれていませんでした。 広告も打っていなかったので。 —それはなぜですか? 打つお金がなかったのもあるけど、 子ども達の口コミの力を信じていたんです。 とくに女の子かな。 女の子が友達におすすめする力は絶大なんですよ。 「いい!」と思ってもらえたら絶対に広がっていく。 そう信じて、質を上げる方向に注力したんです。 YouTubeは一方通行。 疑問を残さず、点数を取らせる —では、いよいよ動画作りについてお聞きします。 ズバリ、どのようなポリシーで動画を作られていますか。 YouTubeでの授業は一方通行なので、なるべく疑問点を残さない授業を心がけています。 子どもって、「わかった?」って聞くと必ず「わかった」って答えるんですよ(笑)。 目の前にいれば本当かどうか判断できるけど、YouTubeではできない。 子どもが「ん?」と思ってもフォローしてあげられないので、徹底的に作り込んでいます。 —学校や塾でのリアルな授業と比較して、内容に差はつけていますか。 内容面に関しては、ポイントが2つあります。 1つ目は、 「雑談をしない」。 新しい内容を1回で理解できなかった場合、動画を繰り返し見てもらうことになります。 雑談をしてしまったら、何回も同じ雑談を聞くことになりますよね(笑)。 だから雑談は一切しません。 リアルな授業との大きな違いです。 2つ目は、 「概念形成をしない」。 僕の動画は、「あまり勉強が得意でない」と感じている子に向けて作っています。 賛否両論あるとは思いますが、仕組みに興味を持つのは結果が出たあとでもいいんです。 調べてもらえば、概念を分かりやすく説明している動画はたくさん見つかりますし。 YouTubeでは「欲張らない」が重要です。 概念形成は他のYouTuberさんにお任せして、僕はシンプルに解法を伝える。 そう住み分けています。 —「欲張らない」話が出ましたが、動画のスタイルもかなりベーシックですよね。 凝ったテロップや効果音がなくて。 そうなんです。 やろうと思えば、凝った編集もできるでしょう。 立方体をホワーンと浮かべるとかね。 あえてやらないのは、親御さんや学校から拒否感を持たれないため。 いろいろな現場に抵抗なく導入してもらえるよう、シンプルなつくりにしています。 結婚指輪も外す!子どもの集中力を削がない工夫 —葉一さんは小学生向けから高校生向けまでの内容を幅広くカバーされていますね。 年齢に応じて、話し方をどう変えていますか? 話すスピードを変えています。 小学生向けの動画では比較的ゆっくり話すのですが、受験生や高校生向けでは意識して早口にします。 YouTubeには再生速度を変える機能がありますが、あまり浸透していないので。 速めに話して、分からないなと思ったら戻って見返してもらう想定ですね。 —ビジュアル面(服装など)で気をつけていることは? 服装も派手な色は避け、ユニクロの地味な服ばかり着ています。 とはいえ、毎回同じだと飽きてしまうので、ときどき派手なカラーで登場して「あれ?」と思わせたり、工夫しています。 なるべく子ども達の注意を奪わないよう、 途中から結婚指輪も外しました。 —結婚指輪まで!?徹底されていますね。 普段から夫婦ともに外しているので大丈夫です(笑)。 指輪が画面に映るとどうしても一瞬意識を奪われるんですよ。 邪魔になっちゃうので、外すようになりましたね。 板書は「万人受けするオリジナルフォント」で —葉一さんの動画を見ていると、板書の完成度が高いなと感じます。 恩師は「とにかく板書がきれい」だったそうですが、ご自身はどのような工夫をされていますか。 動画をクリックして初めに目に入るのが板書なので「頑張るぞ!」と思わせるよう心がけています。 とくにこだわっているのはフォント。 僕は普段、男性的で角ばった字を書くのですが、女の子の気持ちが離れるんです。 かといって丸文字にすると、男の子や親御さんの気持ちが離れちゃう。 ちょうど良いフォントを塾講師時代に研究して、今もそのフォントで書き続けています。 水平にも気を使っていて、定規で測って書いています。 2mmズレたら書き直します。 ぜひ動画を見てみてください。 ばっちりラインが揃っていると思いますよ。 (中1のテスト対策動画。 文字の水平が揃っているだけでなく、図形もキレイに書かれている) —専用のフォントまで作られているとは……。 板書を一枚で仕上げる(消したり書いたりしない)のもこだわりですか? 何も消さないのは重要ですね。 というのも、僕の動画を通しで見る子はそう多くありません。 再生して、問題を解いたら最後まで飛ばす。 そこで答えが間違っていたら、戻って解説の部分を見る。 必要なところだけ行ったり来たりするんです。 だから、 最後まで飛ばしたときに板書がしっかり完成していて、答えが見えるのが大事なんです。 —YouTubeという空間を効果的に使えるよう、試行錯誤されているのですね。 NHKの影響は絶大。 色々な人が「手のひら返し」 —葉一さんは先日、テレビ出演されたそうですね。 反響はいかがでしたか。 (NHKニュース おはよう日本のページ。 出演後は知名度と信頼度が一気に上がったそう) NHKの影響は絶大でしたね。 朝ドラの直前枠だったのもあり、多くの方に見ていただいたようです。 それはもう、手のひらを返す方がいーっぱいいました(笑)。 —手のひらを(笑)。 具体的には? まずは、親御さん。 これまでスマホ=遊びと決め付けていたのが、テレビに取り上げられたことで「頑張りなさい」と言い始めたと。 そんな変化を耳にしました。 それから、管理職の先生。 先生の中にもネット世代が出てきているので、僕を講演に呼んでくれる学校があるんです。 でも、管理職の先生はよく思っていない。 控え室で待っていたら、それはもう斜に構えた態度で……。 物理的にもナナメに座るんですよ!(笑) —呼ばれて行ってるのに、ナナメに座られるんですか!? でも、これが世の中のリアルな声かなと。 ちょっとずつ変えていくしかないですよね。 面と向かって話せるだけマシだと思います。 YouTubeのコメントは「死ね!」が挨拶代わりですから。 —うーん。 やはり心ないことも言われるんですね。 いっぱい言われますよ。 「教育を汚すな」とかね。 YouTubeって、どうしてもエンタメの印象が強いでしょう。 YouTuberは「変なことをしてお金を稼いでいる奴ら」のイメージ。 そんな奴が教育なんかするべきではないと言われます。 ただ、7年間で時代が変わってきたのも感じます。 少しずつ「YouTubeで勉強」への偏見がなくなってきた。 とくに子ども達はフラットに受け入れている印象です。 学校・塾・YouTubeの三本柱で支えたい —葉一さんは、これからの学びを「学校・塾・YouTubeの三本柱」で支えたいとおっしゃっていますね。 葉一さんの考える、それぞれの役割について語っていただけますか。 学校は教育の要だが、今の形にこだわらなくてOK 学校は教育の要であり、なくなってはいけない存在です。 とくに集団行動や上下関係は塾やYouTubeで学ぶのが難しい。 学校以外だといきなり会社になってしまうので、重要な存在ですね。 でも裏を返すと、 学力だけが目的なら塾やYouTubeで学んだっていいと思います。 制度的な問題もあるし、軽々しく「学校に行かなくてもいいよ」とは言えません。 でも、N高のように魅力的な通信制学校も出てきているし、必ずしも今の形にこだわる必要はないと。 これからは、学校に何を求めて行くのか改めて考え、ベストな選択肢をとれると良いですね。 「点数が取りたい」ニーズに対応しているのは、間違いなく塾でしょう。 教室に行けば勉強するしかないので強制力もある。 そこが親御さんの安心につながっています。 子ども側も、良い先生と出会えれば圧倒的に伸びます。 僕が恩師と出会って偏差値を20上げたのと同じですね。 学校と違って先生を選べるのが塾の強みだと思います。 デメリットは言うまでもなく費用。 所得格差、地域格差が現れやすいのが塾かもしれません。 僕がYouTubeという新たな柱を立てようと思った理由がここです。 YouTubeは「自由」「強制力のなさ」が表裏一体 Y ouTubeの良さは、なんといっても無料なところでしょう。 無料ゆえに好きなスタイルで動画を活用できる良さもありますね。 たとえ500円でもお金がかかってしまうと、使い方が気になってくるでしょう。 実際、親御さんからよく「どうやって動画を使えばいいですか?」と聞かれるんです。 でも、なるべく型にはめないで欲しい。 その子にとってプラスになれば、どんな使い方をしても構わないので。 一方でYouTubeのデメリットは 強制力がまったくないこと。 これはどうしても避けられません。 嘆いても仕方がないので、僕は質を担保する方向に努力しています。 エンタメ動画がたくさんある中でわざわざ僕の動画を見てくれている。 それって、その子の気持ちが勉強に向いている証拠ですよね。 だったら、そのやる気を逃さない努力をする。 「勉強してよかった」と思ってもらえる動画にする。 学校や塾のように強制力がない分、クオリティに力を入れたいんです。 YouTubeを「同じ土俵」に上げていきたい —最後に、葉一さんの考えるこれからの学校について語っていただけますか。 学校はもっともっと自由でいいと思います。 すでに反転授業など新しいスタイルで学ぶ学校も出てきていますよね。 この流れが広がっていけば嬉しい。 もっと言えば、学校の中に動画視聴スペースや先生の講義を聞くスペースがあり、それぞれが好きなスタイルで学べるとか。 50分という時間の区切りをなくすとか、崩せるところは崩したい。 いつか学校教育の一部にYouTubeを混ぜることが僕の夢です。 ネット環境のない学校も多いですし、すぐには難しいかもしれませんが。 YouTubeでの学びを、学校や塾と同じ土俵に上げていければと考えています。 —ありがとうございました。 葉一(はいち)さんのYouTubeチャンネル、Webサイトはこちら葉一さんのYouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」はこちら。 コエテコ [coeteco] とは コエテコは「子どものプログラミング教育」をテーマに、プログラミングスクール・教室、ロボット教室・スクールについて講座の内容を中心にわかりやすく紹介しているポータルサイトです。 住所や駅名などからお近くのスクールを探すことも可能です。 また、コエテコ編集部では、「プログラミング教育の今」をわかりやすく伝えることをミッションに独自の調査や有識者、専門家への取材を実施、インタビュー、コラム記事を配信しています。 プログラミング教育 とは 文部科学省は、プログラミング的思考を育成することを目的に『2020年に日本の小学校でプログラミング教育を必修化する』と発表しました。 プログラミング的思考とは、自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要かを論理的に考えていく力です。 日本では、人口現象や少子化が問題となる中で飛躍的に進化しているAI 人工知能 などのIT技術の活用が期待されている一方で、人間らしい感性を働かせながら、目的に応じた創造的な問題解決を行うことができる人材が社会に求められています。 将来どんな職業に就いても、普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」身につけることができる、幼児・小学生向けプログラミングスクール・ロボット教室を選択肢に考えてみてはいかがでしょうか? プログラミングスクール・教室 とは 各スクール独自の教材や、子ども向けのプログラミング教材「Scratch スクラッチ 」 というプログラミング言語学習環境などの教材を使って、パソコンやタブレットを操作して、 授業を行います。 主にプログラミング的思考やプレゼンテーション能力などを身につけていきます。 全国的に増えてきており、各スクールが授業見学や個別体験を受付しています。 ロボット教室・スクール とは 各スクールのオリジナルロボット教材を使って、楽しみながら個性や想像力を伸ばし、同時にプログラミング的思考や問題解決能力も身につけることが可能です。 教室数が増えてきているため自宅の近くの教室に通うことも可能になってきており、新しい学びの機会を得ることができます。 All Rights Reserved.

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大学病院と市中病院の違い 未来を救う教育と研究|教えて!けいゆう先生|時事メディカル

教育 さん

必ずしも「大学病院が規模の大きな病院だ」というわけではありません。 では、大学病院とはどういう機関なのでしょうか。 実は、大学病院には市中病院とは大きく異なる大切な役割があります。 文部科学省のホームページでは、大学病院を(1)医師等の育成のための教育機関(2)新しい医療技術の研究・開発を行う研究機関(3)高度の医療を提供する地域の中核的医療機関-と表現し、三つの目的を併せ持つ存在であると書かれています。 三つの目的のうち、特に「教育」と「研究」は、市中病院とは異なる大学病院の「特殊性」と言ってもいいと思います。 これらの目的に関して、患者さんに協力を依頼しなければならないことも多くあります。 多くの研修医をはじめ、若手の医療スタッフの養成機関として、現場教育が毎日行われているのです。 もちろん、医療スタッフの教育は現場に出る前にも十分に行われるのですが、現場でしか学べないこともたくさんあります。 私たち医師は、大学6年間に膨大な量の知識を身に付け、医師国家試験に合格して初めて働き始めることができます。 しかし、現場に出た途端、さらに学ばねばならない知識や技術が途方もなく多いことに愕然(がくぜん)とするのです。 これは、医師に限らず看護師や薬剤師、検査技師なども同じでしょう。 学生時代に身につけた豊富な知識を土台にして、現場で直接教育を受けることで職業人として成長できます。 こうした理由から、大学病院では患者さんに研修医が接したり、新人看護師がケアに携わったりする機会が比較的多くなります。 「研修医に診させるなどけしからん!」とお叱りを受けることもあるのですが、必ずバックに指導者がつき、患者さんに直接的な不利益が及ばないよう配慮されています。 現場教育なくして未来の患者さんは救えません。 教育機関として大学病院が機能するよう、ご協力いただければありがたいと思います。 新たな薬や検査技術、治療法の開発のため、大学病院では絶えず多くの研究が行われています。 研究を目的に、患者さんの検体(血液や切除した組織など)をいただくこともありますし、臨床試験に参加していただき、細かな体調の報告をしていただいたり、アンケート調査への参加を依頼したりと、余分な作業をお願いする機会も多くあります。 また、研究への参加を依頼するたび、何枚もの同意書にサインをしていただかなければならず、患者さんを辟易(へきえき)させてしまうこともあります。 もちろん、こうした研究は患者さん自身の診断には影響のない範囲で行われますし、治療に悪影響を及ぼすこともありません。 個人情報にも最大限配慮されます。 研究に参加するか否かは患者さんの自由です。 「自分の病気を治すために病院に来たのであって、研究に協力するためではない」と考え、「参加しない」という意思を告げるのも可能です。 研究への参加は、医師らが強制するものでは全くありません。 ただ、やはり大学病院が研究機関としての側面を持つこともご理解いただき、高度な医療と引き換えに研究にもご協力くだされば大変ありがたいと考えています。 ただし、以上のような特徴は大学病院だけのものではありません。 大規模な市中病院の中には、大学病院と似た側面を持ち、教育や研究を並行して行うところもあります。 医療機関のこうした役割を知っていただけると幸いです。

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【教育YouTuber 葉一さん】勉強動画で子どもを笑顔に

教育 さん

目次:• 子どもに「社会」を語るために —今日はありがとうございます。 さっそくですが、葉一さんがYouTuberになられた経緯を教えていただけますか。 僕は高校を卒業後、東京学芸大学に進学しました。 そこで教員免許を取得したのですが、すぐには教員になりませんでした。 それなのに子ども達に「社会に出て頑張れよ」と言っていいのか?と不安に思いました。 そこで、いったん社会人を経験することにしたんです。 どうせ社会で修行するなら一番きつい仕事をしようと思いました。 NPO仲間に聞いてみたら「飛び込みの営業が一番きつい」と。 それで営業の仕事に就いたのですが、持病が悪化してしまい辞めざるを得ませんでした。 このときに得たトークスキルは今でも動画に役立っているので、やってよかったです。 その後、塾講師に転職し、なんやかんやあって独立して、気付いたらYouTuberになった……簡単にまとめるとこんな感じですね。 偏差値を20上げて学芸大へ。 人生を決めた恩師の存在 —なんだかストイックな経歴ですね。 そもそも、どうして学校の先生を目指されたのですか? 高校時代の恩師の影響です。 その先生は数学の先生だったのですが、新学期の自己紹介で開口一番 「俺はお前らに好かれる気なんかねーから」って言い放ったんですよ(笑)。 「とんでもない先生に当たった」と思ったのですが、いざ授業を受けてみるとめちゃくちゃ分かりやすくて。 字もきれいで、「板書は一枚の作品にならなきゃいけない」というポリシーのもと、すごく見やすく作られていたんです。 ファーストインパクトこそ強烈でしたが、普段の指導でも飾ることなく接してくれる先生を徐々に好きになっていきました。 叱るときは叱り、褒めるときは本気で褒めてくれる。 「この人は言葉を飾らずに接してくれるんだ」と。 それまで教師は大っ嫌いだったけど、その先生だけは「先生が右と言えば僕も右」。 こんなに人を変えられる教師の仕事って面白いなと思い、自分も目指すようになりました。 —それで学芸大学へ進学されたんですね。 実家はお金がなかったので、実家から通える国公立の大学しか選べませんでした。 当時の学力では東京学芸大なんて全然無理だったのですが、先生が「お前は学芸大に行け」と。 死に物狂いで勉強し、偏差値を20も上げてなんとか合格できました。 —「この人のために頑張りたい!」と思わせる先生だったのですね。 すごい影響力です。 YouTuberになった今も恩師の影響は大きいです。 とくに 「嘘をつかない」ポリシーは守り続けていますね。 子どもって嘘に敏感で、飾った思いを語ってもすぐに気づいちゃう。 だから子ども達の相談に答える動画でも決して嘘はつかず、ありのままを答えるようにしています。 「子どもは無料、自分は稼げる」夢の収益システム —現在、チャンネル登録者数約70万人という大人気YouTuberの葉一さんですが、ここまで来るには相当なロングスパンの努力があったのではないかと思います。 正直なところ、初めは収益も出ていなかったのでは? もともと収益が目的で始めたわけではないんですよ。 収益のシステムを知ったのも一年後だったし(笑)。 最初は「葉一」の知名度を上げて、著作物や講演の依頼をいただけないかなと考えていたんです。 動画を収益化できると知ったときは 「夢のような話だな」と思いましたね。 —というのは? 実は、僕自身は塾に行ったことがなかったんです。 働いて初めて塾の月謝を知り、「こんなにかかるの!?」と驚きました。 営利企業ですし、講師の給与を支払うことも考えると仕方なくはあるのですが、どうしても費用が捻出できないご家庭があるのも事実で。 親の所得で子どもの学習環境が変わってしまう現実を思い知ったんです。 —所得格差が子どもの学力格差につながってしまう話はよく耳にします。 大きな課題ですよね。 どうにかして子どもからお金をもらわずに授業ができたらな……と考えていたので、YouTubeの収益システムは衝撃でした。 子ども達からは一銭も取らないのに、自分はお金がもらえるなんて。 もうやるしかない!(笑) 広告が入るのは鬱陶しいかなとも思ったのですが、視聴者の子達が「全然いいよ!」と言ってくれたのもあり収益化するようになりました。 今年で8年目になりますが、中には合格証明書や掲示板の写真を送ってくれる子がいて本当に嬉しいんですよ。 (葉一さんが視聴者の質問に答える動画。 お子さんもおられるため、収益に関しては本当によく聞かれるそう) —それは嬉しいですね。 全国に教え子がいる感覚というか……。 とはいえ、初めからこんなに多くの視聴者がいたわけではないですよね? ええ、最初の7ヶ月は800人くらいしか見てくれていませんでした。 広告も打っていなかったので。 —それはなぜですか? 打つお金がなかったのもあるけど、 子ども達の口コミの力を信じていたんです。 とくに女の子かな。 女の子が友達におすすめする力は絶大なんですよ。 「いい!」と思ってもらえたら絶対に広がっていく。 そう信じて、質を上げる方向に注力したんです。 YouTubeは一方通行。 疑問を残さず、点数を取らせる —では、いよいよ動画作りについてお聞きします。 ズバリ、どのようなポリシーで動画を作られていますか。 YouTubeでの授業は一方通行なので、なるべく疑問点を残さない授業を心がけています。 子どもって、「わかった?」って聞くと必ず「わかった」って答えるんですよ(笑)。 目の前にいれば本当かどうか判断できるけど、YouTubeではできない。 子どもが「ん?」と思ってもフォローしてあげられないので、徹底的に作り込んでいます。 —学校や塾でのリアルな授業と比較して、内容に差はつけていますか。 内容面に関しては、ポイントが2つあります。 1つ目は、 「雑談をしない」。 新しい内容を1回で理解できなかった場合、動画を繰り返し見てもらうことになります。 雑談をしてしまったら、何回も同じ雑談を聞くことになりますよね(笑)。 だから雑談は一切しません。 リアルな授業との大きな違いです。 2つ目は、 「概念形成をしない」。 僕の動画は、「あまり勉強が得意でない」と感じている子に向けて作っています。 賛否両論あるとは思いますが、仕組みに興味を持つのは結果が出たあとでもいいんです。 調べてもらえば、概念を分かりやすく説明している動画はたくさん見つかりますし。 YouTubeでは「欲張らない」が重要です。 概念形成は他のYouTuberさんにお任せして、僕はシンプルに解法を伝える。 そう住み分けています。 —「欲張らない」話が出ましたが、動画のスタイルもかなりベーシックですよね。 凝ったテロップや効果音がなくて。 そうなんです。 やろうと思えば、凝った編集もできるでしょう。 立方体をホワーンと浮かべるとかね。 あえてやらないのは、親御さんや学校から拒否感を持たれないため。 いろいろな現場に抵抗なく導入してもらえるよう、シンプルなつくりにしています。 結婚指輪も外す!子どもの集中力を削がない工夫 —葉一さんは小学生向けから高校生向けまでの内容を幅広くカバーされていますね。 年齢に応じて、話し方をどう変えていますか? 話すスピードを変えています。 小学生向けの動画では比較的ゆっくり話すのですが、受験生や高校生向けでは意識して早口にします。 YouTubeには再生速度を変える機能がありますが、あまり浸透していないので。 速めに話して、分からないなと思ったら戻って見返してもらう想定ですね。 —ビジュアル面(服装など)で気をつけていることは? 服装も派手な色は避け、ユニクロの地味な服ばかり着ています。 とはいえ、毎回同じだと飽きてしまうので、ときどき派手なカラーで登場して「あれ?」と思わせたり、工夫しています。 なるべく子ども達の注意を奪わないよう、 途中から結婚指輪も外しました。 —結婚指輪まで!?徹底されていますね。 普段から夫婦ともに外しているので大丈夫です(笑)。 指輪が画面に映るとどうしても一瞬意識を奪われるんですよ。 邪魔になっちゃうので、外すようになりましたね。 板書は「万人受けするオリジナルフォント」で —葉一さんの動画を見ていると、板書の完成度が高いなと感じます。 恩師は「とにかく板書がきれい」だったそうですが、ご自身はどのような工夫をされていますか。 動画をクリックして初めに目に入るのが板書なので「頑張るぞ!」と思わせるよう心がけています。 とくにこだわっているのはフォント。 僕は普段、男性的で角ばった字を書くのですが、女の子の気持ちが離れるんです。 かといって丸文字にすると、男の子や親御さんの気持ちが離れちゃう。 ちょうど良いフォントを塾講師時代に研究して、今もそのフォントで書き続けています。 水平にも気を使っていて、定規で測って書いています。 2mmズレたら書き直します。 ぜひ動画を見てみてください。 ばっちりラインが揃っていると思いますよ。 (中1のテスト対策動画。 文字の水平が揃っているだけでなく、図形もキレイに書かれている) —専用のフォントまで作られているとは……。 板書を一枚で仕上げる(消したり書いたりしない)のもこだわりですか? 何も消さないのは重要ですね。 というのも、僕の動画を通しで見る子はそう多くありません。 再生して、問題を解いたら最後まで飛ばす。 そこで答えが間違っていたら、戻って解説の部分を見る。 必要なところだけ行ったり来たりするんです。 だから、 最後まで飛ばしたときに板書がしっかり完成していて、答えが見えるのが大事なんです。 —YouTubeという空間を効果的に使えるよう、試行錯誤されているのですね。 NHKの影響は絶大。 色々な人が「手のひら返し」 —葉一さんは先日、テレビ出演されたそうですね。 反響はいかがでしたか。 (NHKニュース おはよう日本のページ。 出演後は知名度と信頼度が一気に上がったそう) NHKの影響は絶大でしたね。 朝ドラの直前枠だったのもあり、多くの方に見ていただいたようです。 それはもう、手のひらを返す方がいーっぱいいました(笑)。 —手のひらを(笑)。 具体的には? まずは、親御さん。 これまでスマホ=遊びと決め付けていたのが、テレビに取り上げられたことで「頑張りなさい」と言い始めたと。 そんな変化を耳にしました。 それから、管理職の先生。 先生の中にもネット世代が出てきているので、僕を講演に呼んでくれる学校があるんです。 でも、管理職の先生はよく思っていない。 控え室で待っていたら、それはもう斜に構えた態度で……。 物理的にもナナメに座るんですよ!(笑) —呼ばれて行ってるのに、ナナメに座られるんですか!? でも、これが世の中のリアルな声かなと。 ちょっとずつ変えていくしかないですよね。 面と向かって話せるだけマシだと思います。 YouTubeのコメントは「死ね!」が挨拶代わりですから。 —うーん。 やはり心ないことも言われるんですね。 いっぱい言われますよ。 「教育を汚すな」とかね。 YouTubeって、どうしてもエンタメの印象が強いでしょう。 YouTuberは「変なことをしてお金を稼いでいる奴ら」のイメージ。 そんな奴が教育なんかするべきではないと言われます。 ただ、7年間で時代が変わってきたのも感じます。 少しずつ「YouTubeで勉強」への偏見がなくなってきた。 とくに子ども達はフラットに受け入れている印象です。 学校・塾・YouTubeの三本柱で支えたい —葉一さんは、これからの学びを「学校・塾・YouTubeの三本柱」で支えたいとおっしゃっていますね。 葉一さんの考える、それぞれの役割について語っていただけますか。 学校は教育の要だが、今の形にこだわらなくてOK 学校は教育の要であり、なくなってはいけない存在です。 とくに集団行動や上下関係は塾やYouTubeで学ぶのが難しい。 学校以外だといきなり会社になってしまうので、重要な存在ですね。 でも裏を返すと、 学力だけが目的なら塾やYouTubeで学んだっていいと思います。 制度的な問題もあるし、軽々しく「学校に行かなくてもいいよ」とは言えません。 でも、N高のように魅力的な通信制学校も出てきているし、必ずしも今の形にこだわる必要はないと。 これからは、学校に何を求めて行くのか改めて考え、ベストな選択肢をとれると良いですね。 「点数が取りたい」ニーズに対応しているのは、間違いなく塾でしょう。 教室に行けば勉強するしかないので強制力もある。 そこが親御さんの安心につながっています。 子ども側も、良い先生と出会えれば圧倒的に伸びます。 僕が恩師と出会って偏差値を20上げたのと同じですね。 学校と違って先生を選べるのが塾の強みだと思います。 デメリットは言うまでもなく費用。 所得格差、地域格差が現れやすいのが塾かもしれません。 僕がYouTubeという新たな柱を立てようと思った理由がここです。 YouTubeは「自由」「強制力のなさ」が表裏一体 Y ouTubeの良さは、なんといっても無料なところでしょう。 無料ゆえに好きなスタイルで動画を活用できる良さもありますね。 たとえ500円でもお金がかかってしまうと、使い方が気になってくるでしょう。 実際、親御さんからよく「どうやって動画を使えばいいですか?」と聞かれるんです。 でも、なるべく型にはめないで欲しい。 その子にとってプラスになれば、どんな使い方をしても構わないので。 一方でYouTubeのデメリットは 強制力がまったくないこと。 これはどうしても避けられません。 嘆いても仕方がないので、僕は質を担保する方向に努力しています。 エンタメ動画がたくさんある中でわざわざ僕の動画を見てくれている。 それって、その子の気持ちが勉強に向いている証拠ですよね。 だったら、そのやる気を逃さない努力をする。 「勉強してよかった」と思ってもらえる動画にする。 学校や塾のように強制力がない分、クオリティに力を入れたいんです。 YouTubeを「同じ土俵」に上げていきたい —最後に、葉一さんの考えるこれからの学校について語っていただけますか。 学校はもっともっと自由でいいと思います。 すでに反転授業など新しいスタイルで学ぶ学校も出てきていますよね。 この流れが広がっていけば嬉しい。 もっと言えば、学校の中に動画視聴スペースや先生の講義を聞くスペースがあり、それぞれが好きなスタイルで学べるとか。 50分という時間の区切りをなくすとか、崩せるところは崩したい。 いつか学校教育の一部にYouTubeを混ぜることが僕の夢です。 ネット環境のない学校も多いですし、すぐには難しいかもしれませんが。 YouTubeでの学びを、学校や塾と同じ土俵に上げていければと考えています。 —ありがとうございました。 葉一(はいち)さんのYouTubeチャンネル、Webサイトはこちら葉一さんのYouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」はこちら。 コエテコ [coeteco] とは コエテコは「子どものプログラミング教育」をテーマに、プログラミングスクール・教室、ロボット教室・スクールについて講座の内容を中心にわかりやすく紹介しているポータルサイトです。 住所や駅名などからお近くのスクールを探すことも可能です。 また、コエテコ編集部では、「プログラミング教育の今」をわかりやすく伝えることをミッションに独自の調査や有識者、専門家への取材を実施、インタビュー、コラム記事を配信しています。 プログラミング教育 とは 文部科学省は、プログラミング的思考を育成することを目的に『2020年に日本の小学校でプログラミング教育を必修化する』と発表しました。 プログラミング的思考とは、自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要かを論理的に考えていく力です。 日本では、人口現象や少子化が問題となる中で飛躍的に進化しているAI 人工知能 などのIT技術の活用が期待されている一方で、人間らしい感性を働かせながら、目的に応じた創造的な問題解決を行うことができる人材が社会に求められています。 将来どんな職業に就いても、普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」身につけることができる、幼児・小学生向けプログラミングスクール・ロボット教室を選択肢に考えてみてはいかがでしょうか? プログラミングスクール・教室 とは 各スクール独自の教材や、子ども向けのプログラミング教材「Scratch スクラッチ 」 というプログラミング言語学習環境などの教材を使って、パソコンやタブレットを操作して、 授業を行います。 主にプログラミング的思考やプレゼンテーション能力などを身につけていきます。 全国的に増えてきており、各スクールが授業見学や個別体験を受付しています。 ロボット教室・スクール とは 各スクールのオリジナルロボット教材を使って、楽しみながら個性や想像力を伸ばし、同時にプログラミング的思考や問題解決能力も身につけることが可能です。 教室数が増えてきているため自宅の近くの教室に通うことも可能になってきており、新しい学びの機会を得ることができます。 All Rights Reserved.

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