ブラジル コロナ。 新型コロナ予防措置は「ヒステリー」、ブラジル大統領が州非常事態を批判

新型コロナ予防措置は「ヒステリー」、ブラジル大統領が州非常事態を批判

ブラジル コロナ

2020年2月26日にブラジルで最初の新型コロナウイルスの感染者が確認されて以降、日を追うごとに患者数は増え続けています。 日本時間の6月27日現在、感染者数は 1,274,974人、死者数は 55,961(致死率4. 4%)。 6月18日から6月19日(現地時間)までの 24時間で感染者が54,771人も増加するなど終息の気配は見られず、アメリカに次いで世界第2位の感染者数(同 死亡者数)になりました。 また、当初はサンパウロ州やリオデジャネイロ州のあるブラジル南東部に感染者が多くみられていましたが、現在は北東部の各州で感染者が拡大しています。 関連記事• 感染者数: 1,274,974人• 死者数: 55,961人(死亡率4. 4%)• 回復者数:697,526人 新型コロナウイルスの感染者が刻一刻と増える中、ブラジル政府や自治体、メディアの情報も錯綜しています。 感染者数が200名を超えた頃から、日本の厚生労働省にあたる ブラジル保健省の発表による「感染者数」と 各州が発表する「感染者数」に乖離が見られ始めました。 また、 3月17日から27日の10日間で感染者数は 11. ブラジル保健省の予想では、6月までは感染者数が増加し続ける可能性があり、減少するのは7月から8月になるとしています。 以降、続々と海外への渡航歴のある感染者が確認されましたが、2020年3月5日には 海外への渡航歴の ない2名の感染者が現れ、ブラジル国内で感染が広がり始めることになります。 増え続ける感染者と感染の疑いのある患者 感染の疑いのある人数は日々増え続けています。 3月19日の時点で1,841人がインフルエンザなどの他の症状として除外されましたが、 11,278人がまだ 新型コロナウイルスに 感染の疑いがあるとして検査の結果を待っていました。 なお感染の疑いがある人数はブラジル保健省から毎日発表されていましたが、 3月20日以降、情報が更新されなくなっています。 3110万人に水道水が無く、1160万人が過密住宅に住む現状 新型コロナウイルスの 感染防止には手洗いや清潔な環境での生活が 不可欠です。 また、人口の5. 6%に当たる 1160万人は 寝室を3人以上で共有する過密住宅に住んでいます。 表内の数字はWHOののホームページから引用していますので、各国の正式発表の数字とは異なる場合があります。 国名 感染者数 死亡者数 アルゼンチン 49,851人 1,124人 ウルグアイ 902人 26人 エクアドル 53,156人 4,343人 エルサルバドル 5,336人 126人 ガイアナ 209人 12人 グアテマラ 14,819人 601人 コスタリカ 2,515人 12人 コロンビア 77,113人 2,491人 スリナム 357人 10人 チリ 259,064人 4,903人 トリニダード・トバゴ 123人 8人 ニカラグア 2,014人 74人 パナマ 28,030人 547人 パラグアイ 1,569人 13人 ブラジル 1,188,631人 53,830人 フランス領ギアナ 3,033人 10人 ベネズエラ 4,365人 38人 ペルー 264,689人 8,586人 ボリビア 27,487人 876人 ホンジュラス 14,571人 417人 メキシコ 196,847人 24,324人 アルゼンチンでは ラテンアメリカで 最初の感染者の死亡が確認されていました。 南米ではブラジルが最も多くの感染者を抱えていますが、 ペルー、チリでも増加に歯止めがかかっていません。 エクアドル国内の最大都市のグアヤキルでは急増する死亡者の収容、埋葬が追いつかず、回収されない 遺体が路上に放置されたままになっているという恐ろしい光景も報告されています。 ブラジル経済への影響 新型コロナウイルスの発生源とされる 中国はブラジル 最大の貿易相手国。 8%)を占めています。 国内の自動車産業は中国の工場の閉鎖や停止による部品の供給不足、輸送船の不足により生産を停止する可能性があるとのことです。 ブラジル経済相(Ministro da Economia brasileiro)のPaulo Guedes氏は、コロナウイルスの流行によりブラジルの経済成長は最低でも0. また、感染拡大の懸念による米ドルとの為替変動は、輸入コストを増加させるなど国内経済への影響は決して小さくありません。 反対にマスクやアルコールジェルの消費が急増しているのは日本と同じで、1月から2月の間にこれらの製品の 売り上げが 8倍に増加しています。 ブラジルのスポーツへの影響 サッカーのブラジル代表チームの中東地域への海外遠征が中止になるなど、スポーツ界にも影響が出始めています。 代表に招集された24人のうち 17人がヨーロッパのクラブチームの所属。 ヨーロッパの感染拡大の中心にもなっている イタリアからも2人が招集されています。 国内リーグも感染者の最も多いサンパウロ州での無観客試合を決めています。 新型コロナウイルスに対する国の対応 日本や中国など一部の国からの国際便での入国を禁止 ブラジル政府は2020年3月23日から30日間、日本や中国、EU諸国からの 国際便での入国を禁止すること決定しました。 入国が禁止される国は中国、EU諸国、アイスランド、ノルウェー、スイス、イギリス、オーストラリア、 日本、マレーシア、韓国。 また、アルゼンチン、ボリビア、コロンビア、ガイアナ、フランス領ギアナ、パラグアイ、ペルーとの国境も封鎖されます。 新型コロナウイルス関連の法令 最も多くの感染者数を抱えるサンパウロ州では、レストランやスーパーマーケット、ショッピングセンターなどの商業施設に アルコールジェルを置くことを 義務付ける法案が提出されました。 この法案はまだ州議会を通過していませんが、違反者には日額50,000レアル(日本円で約1,138,000円)の罰金が科せられます。 iOSとandroidの両方に対応しており、次の機能や情報があります。 新型コロナウイルスの症状や予防方法• 疑いがある場合や感染時の対処方法• 近隣の相談窓口の地図• 感染チェックリスト• 日本ではトイレットペーパーやティッシュが不足するといったフェイクニュースが拡散され、大騒動となったことも記憶に新しいと思います。 ブラジル政府は保健省の公式ページ内にSNSなどで拡散される フェイクニュースを紹介し、見極めるコンテンツを公開しています。 Twitterやホームページの画像を引用したり、フェイクニュースの発信者の顔写真をぼかし入りで掲載したりなど、フェイクニュースに対しての確固たる姿勢が伺えます。 政府主導でこういった情報が提供されるのは情報化社会において必須でもあり、素晴らしいことですね。 ブラジル保健省によってフェイクニュースではないと確認された情報も ブラジル保健省が見極めたフェイクニュース ブラジル保健省が見極めた情報の中から、いくつかのフェイクニュースを紹介します。 中国政府は製品を介した新型コロナウイルスの感染拡大阻止のために船便での輸出を停止した• 中国製の緩衝材(プチプチ)の中の空気が新型コロナウイルスに感染している• ミント入りのアボカド茶が新型コロナウイルスの感染を防ぐ• タイの医者が48時間で新型コロナウイルスを治療した ブラジルで感染者が確認される以前から「初めての感染者が出た」というフェイクニュースが出回っており、政府もこのフェイクニュースを見極めるページで否定をしてきました。 しかし、数週間を経て、それが現実のニュースとなってしまった今、今度は政府の対応を見極める必要がでてきたのは皮肉なのかも知れません。

次の

開発中の新型コロナワクチン ブラジルで最終段階の試験で合意

ブラジル コロナ

2020年2月26日にブラジルで最初の新型コロナウイルスの感染者が確認されて以降、日を追うごとに患者数は増え続けています。 日本時間の6月27日現在、感染者数は 1,274,974人、死者数は 55,961(致死率4. 4%)。 6月18日から6月19日(現地時間)までの 24時間で感染者が54,771人も増加するなど終息の気配は見られず、アメリカに次いで世界第2位の感染者数(同 死亡者数)になりました。 また、当初はサンパウロ州やリオデジャネイロ州のあるブラジル南東部に感染者が多くみられていましたが、現在は北東部の各州で感染者が拡大しています。 関連記事• 感染者数: 1,274,974人• 死者数: 55,961人(死亡率4. 4%)• 回復者数:697,526人 新型コロナウイルスの感染者が刻一刻と増える中、ブラジル政府や自治体、メディアの情報も錯綜しています。 感染者数が200名を超えた頃から、日本の厚生労働省にあたる ブラジル保健省の発表による「感染者数」と 各州が発表する「感染者数」に乖離が見られ始めました。 また、 3月17日から27日の10日間で感染者数は 11. ブラジル保健省の予想では、6月までは感染者数が増加し続ける可能性があり、減少するのは7月から8月になるとしています。 以降、続々と海外への渡航歴のある感染者が確認されましたが、2020年3月5日には 海外への渡航歴の ない2名の感染者が現れ、ブラジル国内で感染が広がり始めることになります。 増え続ける感染者と感染の疑いのある患者 感染の疑いのある人数は日々増え続けています。 3月19日の時点で1,841人がインフルエンザなどの他の症状として除外されましたが、 11,278人がまだ 新型コロナウイルスに 感染の疑いがあるとして検査の結果を待っていました。 なお感染の疑いがある人数はブラジル保健省から毎日発表されていましたが、 3月20日以降、情報が更新されなくなっています。 3110万人に水道水が無く、1160万人が過密住宅に住む現状 新型コロナウイルスの 感染防止には手洗いや清潔な環境での生活が 不可欠です。 また、人口の5. 6%に当たる 1160万人は 寝室を3人以上で共有する過密住宅に住んでいます。 表内の数字はWHOののホームページから引用していますので、各国の正式発表の数字とは異なる場合があります。 国名 感染者数 死亡者数 アルゼンチン 49,851人 1,124人 ウルグアイ 902人 26人 エクアドル 53,156人 4,343人 エルサルバドル 5,336人 126人 ガイアナ 209人 12人 グアテマラ 14,819人 601人 コスタリカ 2,515人 12人 コロンビア 77,113人 2,491人 スリナム 357人 10人 チリ 259,064人 4,903人 トリニダード・トバゴ 123人 8人 ニカラグア 2,014人 74人 パナマ 28,030人 547人 パラグアイ 1,569人 13人 ブラジル 1,188,631人 53,830人 フランス領ギアナ 3,033人 10人 ベネズエラ 4,365人 38人 ペルー 264,689人 8,586人 ボリビア 27,487人 876人 ホンジュラス 14,571人 417人 メキシコ 196,847人 24,324人 アルゼンチンでは ラテンアメリカで 最初の感染者の死亡が確認されていました。 南米ではブラジルが最も多くの感染者を抱えていますが、 ペルー、チリでも増加に歯止めがかかっていません。 エクアドル国内の最大都市のグアヤキルでは急増する死亡者の収容、埋葬が追いつかず、回収されない 遺体が路上に放置されたままになっているという恐ろしい光景も報告されています。 ブラジル経済への影響 新型コロナウイルスの発生源とされる 中国はブラジル 最大の貿易相手国。 8%)を占めています。 国内の自動車産業は中国の工場の閉鎖や停止による部品の供給不足、輸送船の不足により生産を停止する可能性があるとのことです。 ブラジル経済相(Ministro da Economia brasileiro)のPaulo Guedes氏は、コロナウイルスの流行によりブラジルの経済成長は最低でも0. また、感染拡大の懸念による米ドルとの為替変動は、輸入コストを増加させるなど国内経済への影響は決して小さくありません。 反対にマスクやアルコールジェルの消費が急増しているのは日本と同じで、1月から2月の間にこれらの製品の 売り上げが 8倍に増加しています。 ブラジルのスポーツへの影響 サッカーのブラジル代表チームの中東地域への海外遠征が中止になるなど、スポーツ界にも影響が出始めています。 代表に招集された24人のうち 17人がヨーロッパのクラブチームの所属。 ヨーロッパの感染拡大の中心にもなっている イタリアからも2人が招集されています。 国内リーグも感染者の最も多いサンパウロ州での無観客試合を決めています。 新型コロナウイルスに対する国の対応 日本や中国など一部の国からの国際便での入国を禁止 ブラジル政府は2020年3月23日から30日間、日本や中国、EU諸国からの 国際便での入国を禁止すること決定しました。 入国が禁止される国は中国、EU諸国、アイスランド、ノルウェー、スイス、イギリス、オーストラリア、 日本、マレーシア、韓国。 また、アルゼンチン、ボリビア、コロンビア、ガイアナ、フランス領ギアナ、パラグアイ、ペルーとの国境も封鎖されます。 新型コロナウイルス関連の法令 最も多くの感染者数を抱えるサンパウロ州では、レストランやスーパーマーケット、ショッピングセンターなどの商業施設に アルコールジェルを置くことを 義務付ける法案が提出されました。 この法案はまだ州議会を通過していませんが、違反者には日額50,000レアル(日本円で約1,138,000円)の罰金が科せられます。 iOSとandroidの両方に対応しており、次の機能や情報があります。 新型コロナウイルスの症状や予防方法• 疑いがある場合や感染時の対処方法• 近隣の相談窓口の地図• 感染チェックリスト• 日本ではトイレットペーパーやティッシュが不足するといったフェイクニュースが拡散され、大騒動となったことも記憶に新しいと思います。 ブラジル政府は保健省の公式ページ内にSNSなどで拡散される フェイクニュースを紹介し、見極めるコンテンツを公開しています。 Twitterやホームページの画像を引用したり、フェイクニュースの発信者の顔写真をぼかし入りで掲載したりなど、フェイクニュースに対しての確固たる姿勢が伺えます。 政府主導でこういった情報が提供されるのは情報化社会において必須でもあり、素晴らしいことですね。 ブラジル保健省によってフェイクニュースではないと確認された情報も ブラジル保健省が見極めたフェイクニュース ブラジル保健省が見極めた情報の中から、いくつかのフェイクニュースを紹介します。 中国政府は製品を介した新型コロナウイルスの感染拡大阻止のために船便での輸出を停止した• 中国製の緩衝材(プチプチ)の中の空気が新型コロナウイルスに感染している• ミント入りのアボカド茶が新型コロナウイルスの感染を防ぐ• タイの医者が48時間で新型コロナウイルスを治療した ブラジルで感染者が確認される以前から「初めての感染者が出た」というフェイクニュースが出回っており、政府もこのフェイクニュースを見極めるページで否定をしてきました。 しかし、数週間を経て、それが現実のニュースとなってしまった今、今度は政府の対応を見極める必要がでてきたのは皮肉なのかも知れません。

次の

新型コロナ予防措置は「ヒステリー」、ブラジル大統領が州非常事態を批判

ブラジル コロナ

いつの間にか世界第3位の新型コロナ感染国になってしまったブラジル。 何が起きているのか Photo:123RF いつの間にかコロナ感染者数が 激増しているブラジルの惨状 国のトップが無策だと、ここまでコロナの被害は拡大するものなのでしょうか。 いえ、日本のことではありません。 ブラジルの話です。 もともと新型コロナは、冬の北半球で2月頃から流行し始めましたが、南半球の季節が秋に変わった4月あたりから南半球の国々でも勢力を広げ始め、5月に入ると感染爆発の様相を示してきました。 南半球で一番深刻な感染拡大が起きているのがブラジルです。 直近で感染者は25万人を超え、アメリカ、ロシアに次ぐ世界第3位の新型コロナ感染国になってしまいました。 そして、そうなってしまった最大の理由といわれているのが、ボルソナロ大統領です。 「ブラジルのトランプ」と呼ばれるボルソナロ大統領は、実際に米国のトランプ大統領のファンとして知られており、その政策はトランプ主義をさらに過激にしたようだと形容されています。 新型コロナ対応に関しては経済活動を優先させる方針で、それに反対して感染拡大を抑える政策を提言した保健相が、すでに2人辞任しています。 しかも経済を優先させたわりには、感染拡大が投資家に嫌気され、ブラジル株と通貨のレアルはともに価値が暴落。 とにかく、うまくいっていないのです。 あくまで対岸の火事、それも無策なトップが引き起こした人災というふうに見えますが、よくよく状況を分析してみると、ブラジルの姿からはこれから先、日本が経験するであろうアフターコロナ対策について学べることがあります。

次の