ひと よ 感想。 はじめてのひと【25話】最新話のネタバレと感想!わたしをつくった傷跡について

愛を読むひと 感想・レビュー|映画の時間

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切ない歳の差恋愛を描いた映画 『愛を読むひと』。 歳の差恋愛の切なさを描くだけではなく、時代的な切なさまでストーリーに絡んでいる… ただの恋愛映画というだけでは語れない魅力が詰まっている映画でした。 どちらかといえば切ない恋愛映画がお好きな方、歳の差恋愛・時代的な背景がある恋愛映画がお好きな方におすすめなです!• 映画『愛を読むひと』の作品情報 あらすじ 1985年、ドイツ。 体調を崩して家に帰ることもできなくなった15歳の少年・マイケルは、21歳年上の女性・ハンナに介抱してもらったことをきっかけに恋心を抱くようになります。 そしてハンナはそんなマイケルの想いを察し…関係を持つようになりました。 初めての女性に戸惑うマイケルに、ハンナは優しく女性との付き合い方を教えながら何度も逢瀬を重ねていきます。 そんなある日、ハンナから本の朗読を頼まれたマイケル。 最初こそ朗読を恥ずかしがっていたマイケルですが、ハンナを楽しませようとだんだんと朗読に力が入っていくようになります。 そして『朗読したらベッドに行く』というルールを決めてからは、本と2人だけの穏やかな日々を送ることになるのですが…。 予告動画 動画リンク 映画『愛を読むひと』の感想 【面白ポイント】• 映画『シンドラーのリスト』と合わせて観たい• すごく 王道な出会いなのに不純な関係が進んでいって…でも心情的には純情という矛盾が、すごくティーンズラブマンガのようだなと思いました。 だからといってセクシーシーンばかりを押し付けることはなく、頼れる年上女性に惹かれていくマイケルにも、少年を愛したハンナの想いにも共感しやすくて…。 あくまでも中盤から終盤にかけての切ないストーリーがメインだと思うのですが、序盤の 恋愛ストーリーからしっかりと楽しむことが出来ました。 なので不純だけど純粋なティーンズラブのような恋愛映画がお好きな方、歳の差恋愛がお好きな方におすすめしたい恋愛ストーリーです! シンドラーのリストと合わせて観たい 時代的な背景が似通っているためか、映画『シンドラーのリスト』と少し似た部分がありつつ、 両者の魅力をさらに高めてくれているように感じました。 シンドラーのリストが迫害されたユダヤ人視点からその時代を描いた映画だったのに対し、愛を読むひとは看守側の視点から描かれた映画だったので…。 シンドラーのリストではただただ 悪者だった看守に対する印象が、愛を読むひとでは少し変わってきます。 良くないことをしていたことに変わりはありませんが、時代が悪いというか…やらざるを得なかった人もいるというか…。 時代的な背景に関してはそこまでツッコまれてはいませんが、心情に関してはしっかりとつくられていたので、 裁判シーンでは考えさせられるものがありました。 なので愛を読むひとが気に入った方にはシンドラーのリストを、シンドラーのリストがお好きだった方には、ぜひ愛を読むひとを観てみていただきたいです。 切ない結末… 歳の差恋愛を描いた恋愛ストーリーから、時代的な裁判を描いたストーリー…そんなストーリーの結末は実に切なかったですね。 弁護士を夢見る傍聴席の少年、咎人となった被告人席の女性。 お互いが一方通行な手紙のやり取り。 すれ違いと恋心から自ら命を絶つハンナ。 何というか… 報われない切ない結末でしたね。 印象としては映画 『ミリオンダラー・ベイビー』に少し似ていたかもしれません。 前半が輝いていただけに、中盤からどんどんツラくなってストーリー展開…そして結末がひたすらに切ない感じなんか特にそっくりでした。 なので切ない結末がお好きな方にはおすすめの映画ですが、ハッピーな映画をお求めの方には不向きな映画じゃないかなと思います。 映画『愛を読むひと』の考察 【考察ポイント】• なぜマイケルは証言・面会しなかった?• なぜハンナは自ら命を絶った?• なぜハンナの墓に娘を連れて行った?• なぜハンナは2両目に乗ったことを怒った? なぜマイケルは証言・面会しなかった? ハンナが無罪になる証言を持っていながら、マイケルが面会に行ったり裁判で証言しなかったのは、 ハンナとの関係を他人に話したくなかったからだと思います。 もちろんハンナが文字を書けない・読めないことを隠したがっているから、ハンナの意思を尊重したいという考えもあるのかもしれませんが…。 個人的にはそれよりも少年時代のひと夏の恋とはいえ、 犯罪者の女性と関係があったことを知られると、弁護士としての将来に影響すると考えたのではないかなと思います。 彼女が読み書きできないことを証言するためには、彼女との関係について話さなければならなくなりますから…。 中年女性の罪を弁護士志望の少年が救う! ひと夏の恋はこのためだった…?! こんな感じで世間にあることないこと言われる可能性が高いと思ったからこそ面会もせず、 彼女との関係を隠したまま生きていくことを決めたのではないでしょうか。 マイケルは自分の将来とハンナの無罪を天秤にかけて、自分の将来を選んだ…だからハンナとの関係を証言せず、面会もしなかったのだと思います。 なぜハンナは自ら命を絶った? マイケルは自分から離れたがっているけど、まだ自分のことを愛していると気付いたから… マイケルとの関係を完全に断つために、ハンナは自ら命を絶ったのではないかな。 何年も面会に来なかったのに朗読テープを送ってきたり、手紙の返事は送らないのに出所後の面倒を見ていたことから、マイケルはまだハンナへの想いがあるのでしょうね。 そして手紙でロマンス系の朗読を頼んだり、朗読テープを頼りに文字の勉強を一生懸命していたハンナも…まだマイケルへの想いがあるのだと思います。 つまり 2人は両思いなんですよね。 ただ少年時代にハンナよりも自分の将来を選んだ負い目から、マイケルはハンナを忘れようとしているというか…愛してはいけないという想いがあるように感じました。 だからこそ朗読テープは送っても面会には行かず、出所後は 関係を断とうとしていたのだけれど…愛しているがゆえに、どうしても関係を切れずにいたのでしょうね。 ハンナはそんなマイケルの想いに気付いたからこそ… 「愛してくれただけで満足」と自ら命を絶ったのではないかなと思います。 1度は無期懲役を言い渡された大罪人…そんな 自分がマイケルの側にいては悪影響になると、身を引こうとしたのではないでしょうか。 マイケルと出会ってすぐの頃は感情的で、裁判中も正直過ぎる部分があったハンナですが、文字を勉強する内に冷静な考え方を手に入れていたのかもしれませんね。 だからこそ自分との関係を切りたがっていながら恋心を引きづっているマイケルの想いを察して、自ら身を引こうと命を絶ったのではないかなと思います。 なぜハンナの墓に娘を連れて行った? マイケルの想いに気付いたハンナが自ら命を絶ったことを知ったからこそ、 2度と同じことを繰り返さないために過去のことを娘に話そうと墓まで来たのだと思います。 ハンナから離れようとしながら恋心を引きづり、どっちつかずな態度をマイケルが取り続けたために…ハンナは自ら命を絶ってしまいました。 そして娘も「父親 マイケル が自分と距離を取っている」と悩んでいたことを語っていたので、 娘もマイケルのどっちつかずな態度の被害者だったのでしょう。 おそらくハンナへの想いを引きづりながら他の女性と結婚したこと、そして娘が生まれたこと…なのにハンナの想いに負けて別れてしまったこと…。 それらのことに負い目を感じたマイケルは、 娘にどう接していいのか分からずにどっちつかずな態度を取っていたのかもしれませんね。 ただハンナは間に合わなかったけれども… 娘とはまだやり直すチャンスがあります。 大切な人だけではなく娘まで失わないようにと、ハンナの墓前でハンナとの過去を打ち明けることで、娘と距離を取っていた理由を明かそうとしていたのではないかな。 なぜハンナは2両目に乗ることを怒った? マイケルがあえてハンナの乗る電車の2両目に乗った時、ハンナは 「自分との関係を周りの人に知られたくないから2両目に乗った」と思い、怒ったのではないかな。 「私を避けて2両目に乗ったくせに!」と言っていましたし…何度も会っているのに外で会おうとはしないから、 自分と外で会わないようにしていると思ったのでしょう。 そのくせ、その後にも ノコノコと女の家にやってくる不誠実な男。 そんな思い込みからハンナは腹を立てて、マイケルに対してあんなにも感情的に怒っていたのでしょう。 おそらくハンナもマイケルが好きだったからこそ、自分との関係を隠そうと外で自分を避けた不誠実なマイケルが許せなくて…悲しくて怒ったのだと思います。 まとめ 歳の差恋愛を描いた普通の恋愛映画かと思いきや、時代的な背景を絡めながら報われない恋模様を描いた映画で…とてもボリュームがありましたね。 かと言って飽きることはなく、2人のキャラクターにそれぞれ共感しながら切なくなりつつ、ストーリーを楽しむことができました。 報われない恋愛映画がお好きな方、歳の差恋愛・時代的な背景を絡めた恋愛映画がお好きな方にイチオシの映画です!.

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『her/世界でひとつの彼女』(2013)の感想と考察!舞台・ロケ地、ラストや評価を解説

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2019年本や大賞が決定しましたね。 どの作品も面白いものばかりですが、今回は知念実希人さんの「ひとつむぎの手」について紹介しますね。 あらすじ 主人公は大学病院に勤める医師平良裕介。 彼は過酷な勤務に耐えながら一流の心臓外科医を目指してきましたが、なかなか出世の機会に恵まれません。 そんなある日、平良は心臓外科の権威・赤石教授から研修医3人の指導を任されます。 彼らを入局させれば心臓外科医への道は開けますが、失敗すればその道は絶たれてしまいます。 瀬戸際に立たされた平良は研修医達の信頼を得るべく奮闘します。 そんな中、赤石教授の不正をほのめかす怪文書が届きます。 さまざまな人間の思惑学校渦巻く中、権力争いはどんどん激化し平良は赤石教授から怪文書を送った犯人探しを頼まれてしまいます。 平良は忙しい毎日で人間関係の煩わしさも多く疲れる事ばかりの毎日の中で、患者に真摯に向き合い自分が本当にやりたい医師としての在り方を探していきます。 結局最後は夢破れ、平良は新境地で家族と共に暮らすことになり、仕事を通して仕事によって、人と人を紡いでいく医師になっていきます。 感想 主人公の平良のカッコよすぎない人間くささがとても魅力的です。 平野は出世したいと思いながらも上手く立ち回る事ができず権力争いに巻き込まれていってしまい、嫉妬心に身をこがし時には体裁を取り繕いウソもつきます。 冷たくて決してカッコいいとは言えないけど、人間関係に悩んだり自分の要領の悪さに落ち込んだりする姿は、現代の世の中の人全てに共感できるものだと思います。 平良が 、それまで意識せずに持っていた患者さんとその家族を外科的だけではなく心の面でも救いたいという思いに徐々に気づいて前向きに踏み出していく姿は応援したくなります。 知念実希人 (ちねん みきと )さんについて• 1978年10月12日沖縄県南城市生まれ、東京都中央区在住。 日本内科学会認定医• 2011年、『誰がための刃 レゾンデートル』で第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。 2012年同作で作家デビュー。 まとめ 『 』はテレビドラマ化もされましたね。 現在は 『天久鷹央の日常カルテ』をnoteに連載されています。 >> これからの作品がとても楽しみな作家さんですね。

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ひと夜婚・第17話のネタバレと感想|モバフラ13号|女性・少女漫画紹介サイト【manganista】

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映画『ひとよ』のあらすじとネタバレ C 2019「ひとよ」製作委員会 港町の大洗。 15年前の大雨のある夜、両親の帰りを待っていた高校生の兄・大樹、弟・雄二、妹・園子の前に母・こはるが帰ってきます。 母親は3人の子供に震える声で「お母さん、さっき……お父さんを殺しました。 」と伝えます。 その父親は子供たちに暴力を振るっていました。 こはるは子供たちを守るため父親を車で轢いたのです。 そして、15年後には必ず戻ってくると伝え、警察へ出頭します。 15年の時が過ぎ、雄二(佐藤健)は東京で大衆雑誌の編集者として働くフリーライターになっていました。 大樹(鈴木亮平)は地元の電気店の娘と結婚し、雇われ専務として働き、そして園子(松岡茉優)は美容師の夢を諦め、地元のスナックで働いていました。 3人の実家「稲村タクシー」は、親族が経営を引き継ぎ、嫌がらせを受けながらも「稲丸タクシー」として営業を続けていました。 その日も、酒もタバコもしない新人運転手の堂下(佐々木蔵之介)を雇用し、仕事を教えていました。 そして3人は事件の傷が癒えないまま、それぞれの日常を送っています。 ある日の夜、大樹と園子の前に母こはるが帰ってきます。 大樹は母親が帰ってきたことを雄二に電話します。 電話を受けた雄二は実家に帰省します。 何も変わらない実家を見た雄二は、父親に暴力を受けていた日々を回想します。 次の日の朝、朝ご飯の食卓を4人で囲みますがそこには会話がありません。 3人は突然帰ってきた母親を前に何を話して良いのかわかりませんでした。 こはるは、名前を変え守り続けてくれたタクシー会社の皆に恩返しをするため、再び働き始めます。 そんな母を雄二は冷めた目でみます。 大樹と園子は母親を迎えたものの、雄二だけは事件後の出来事から母親を許せないでいました。 雄二は事件のことについて記事を書き、公表したことで再び嫌がらせが始まります。 また大樹は妻の二三子(MEGUMI)と別居しており、上手くいってませんでした。 そして雄二の書いた記事を見た二三子は事件のこと、母親のことを秘密にされていたことに腹を立て、大樹と言い争いをします。 言い争いの中で頭に血が上ってしまった大樹は、妻を殴ってしまいます。 その暴力性を父親と重ねた大樹は、こはるに「母さんは立派だから、暴力を振るった僕を殺すのか?」と怒りをぶつけてしまいます。 その言葉に腹を立てたこはるは、15年前に雄二がエロ本を万引きした店屋で、エロ本を万引きします。 周りの謝罪もあり、通報は免れたこはるに対して、雄二は「周りを巻き込むな」と言います。 それを聞いていた稲丸タクシー会社の社長の丸井(音尾琢真)は「巻き込まれてやれよ。 行動でしか思いを伝えれない人だって知ってるだろ」と雄二を叱責します。 その言葉に3人は、こはるは血の繋がった母親であることを痛感します。 一方で、新人運転手の堂下は会社から給与を10万円前借りします。 その夜、堂下は別れた息子と会います。 次の日、出社した堂下はこはると昨夜のことを話し、「親というものは仕方がないもので、子供の行動ひとつに一喜一憂する」と言います。 堂下に一人の顧客が接触します。 その顧客は、以前ヤクザをしていた堂下の後輩でした。 そして堂下は覚醒剤の運び屋の送迎を依頼されます。 依頼当日、堂下は運び屋をタクシーに乗せます。 しかし送迎の途中、その運び屋が自分の息子であることに気がつきます。 C 2019「ひとよ」製作委員会 その夜、絶望した堂下はウイスキー片手にタクシーを運転し、こはるを連れ去ります。 それをたまたま目撃したタクシー運転手の同僚の牛久(韓英恵)は、タクシー会社に無線を入れます。 その無線を聞いた大樹、雄二、園子の3人は母親がまた自分たちの元からいなくなってしまうと思い、追跡に向かいます。 3人と堂下のカーチェイスの末、雄二は、こはると共に海に飛び込み自殺を図ろうとした堂下の車に車をぶつけ、間一髪のところで阻止します。 雄二は堂下に飛びかかります。 堂下は雄二に「母親を出版社に売ることで母親のせいにして逃げるな」と言います。 その言葉に対して、雄二は今まで心に秘めていた思いをぶつけます。 その思いは、「母親が罪を犯してまで作ってくれた自由・夢を捨てるわけにはいかない」「母親を踏み台にしてでも夢を叶えなきゃならない」と言ったものでした。 園子はこはるの髪を切るため、外でこはるを待たせ、ハサミを取りに行きます。 兄妹3人で外で待つこはるを見ると、日光に照らされ、まるで聖母のような穏やかな表情で空を見上げていました。 互いに家族の繋がりを確認し、それぞれが日常を過ごす日々に戻りました。 映画『ひとよ』の感想と評価 C 2019「ひとよ」製作委員会 2018年の過去作『孤狼の血』や、同じ年の『止められるか、俺たちを』などで、擬似家族のような関係性から人間の信頼関係のあり方を描いてきた白石監督が、今回制作した映画『ひとよ』は、 血縁関係の呪縛という新しい視点から家族を説いた秀でた作品と言っても過言ではありません。 本作品『ひとよ』では、ギリシャ神話にあるオイディプス王の父親殺しをきっかけに、家族4人の間に軋轢が生まれます。 シリアスとエンターテイメントのバランス C 2019「ひとよ」製作委員会 本作では、とても重くなりがちなテーマを扱いながらも、ユーモアとアクションを巧みに挿入していくことで、重くなりすぎず、伝えることは、しっかりと伝えるという白石監督の見事な手腕が光る作品です。 そして脚本もとても素晴らしい完成度になっており、張っていった伏線を回収することは当たり前とし、 物語の核心を映像表現で視覚的に訴えかける演出は、お見事としか言いようがありません。 ラストのカーチェイスからの車同士のクラッシュは原作にはない演出ですが、母親が乗った車と子供たちが乗った車をクラッシュさせることで 家族同士でも衝突がなければ互いの思いは理解し合えないことを表現しているのでしょう。 ここには並々ならないほどの白石監督の 映画だからこそできる情熱を感じました。 さらに白石監督の魅力の1つに、 俳優の演技を引き出すことの上手さがあります。 もちろん実力ある俳優陣をキャスティングしていますが、俳優の持つポテンシャル以上の力を引き出し、さらに上の段階に上げています。 血縁関係にない俳優陣に血を通わし、血縁関係にあるように錯覚させるほどとても魅力的なものにしています。 また、母こはる演じる田中裕子さんの演技には 目が離すことができないほどの迫力がありました。 しかし個人的に混乱する演出もあり、それは「回想と現実」「家族4人の視点」が繋がったシークエンスのまま展開されていくため、時間軸と視点の持ち主に混乱しました。 2020年には『孤狼の血』の続編も公開されるそうなので、白石和彌監督の今後のご活躍にも大いに期待しています。

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